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2026.01.30 10:30

テスラ株上昇、マスクがAI転換を表明 モデルSとXを終了しロボット「Optimus」生産へ

テスラのヒューマノイドロボット「Optimus」(Shutterstock.com)

テスラのヒューマノイドロボット「Optimus」(Shutterstock.com)

テスラ株は米国時間1月29日のプレマーケットで上昇した。同社が年間売上高で初の減少を報告したにもかかわらず、イーロン・マスクCEOがテスラのAIへの転換を示唆し、モデルSとモデルXの生産を終了して、製造施設をヒューマノイドロボット「Optimus」の生産に転換すると述べたためだ。

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米EV大手テスラ、初の通期売上高減を報告

米国時間1月29日早朝のプレマーケット取引で、テスラ株は444.70ドルまで上昇し、水曜終値から3.3%以上の上昇となった。

この上昇は、テスラが2025年第4四半期の決算を発表した後に起きた。決算はウォール街の予想をわずかに上回ったが、同社として初めて年間売上高が減少したことも明らかになった。

決算説明会でマスクは前向きな姿勢を示し、「将来への楽観的なメッセージを送りたい」と述べ、AIとロボティクスの成長が「刺激的で驚くべき豊かさの時代」をもたらすと語った。

マスクは、同社の高級車であるモデルSとモデルXの生産を終了し、カリフォルニア州フリーモントにある同社工場の生産ラインを、今後発売予定のヒューマノイドロボット「Optimus」の製造に転換すると発表した。

マスクによれば、同社の長期目標は、まだ発売されていないこのロボットをカリフォルニア工場で100万体製造することだという。

「少し寂しいが、SとXのプログラムを終了し、自律的な未来へと移行する時が来た」とマスクは付け加えた。

テスラは「Optimus」ロボットのためにモデルSとXの生産を終了することに加え、米国1月16日に実施された最新の資金調達ラウンドの一環として、xAIに20億ドルを投資する契約を締結したことも発表した。xAIはマスクのAI(人工知能)企業であり、同のソーシャルメディアプラットフォーム「X」も所有・運営している。

xAIへの投資決定は、昨年この提案が同社投資家から冷ややかな反応を受けたにもかかわらず行われた。株主向けの決算資料で、同社は「テスラはAIを物理世界にもたらす製品とサービスである。一方、xAIは大規模言語モデル『Grok』など、先進的なデジタルAI製品とサービスを開発している」と述べた。

「長期的には、Optimusが米国のGDPに非常に大きな影響を与えると考えている。驚くべき豊かさを生み出すという我々の野心を、いまだに疑う人は多い。だが、それは実現可能だと我々は確信しており、その実現を確実にするために技術的に正しい手を打っている」とマスクは決算説明会で述べた。

マスクはまた、ハンドルもペダルもない完全自動運転車「Cybercab(サイバーキャブ)」の生産を4月までに開始する意向だと付け加えた。マスクは、同社が「他のすべての車両を合わせたよりもはるかに多くのサイバーキャブ」を製造する見込みだと主張した。サイバーキャブは、現在オースティンで限定的なテストが行われているテスラのロボタクシーサービスを支える中核となる予定だ。

テスラの2025年第4四半期の株主向けプレゼンテーションは、「ハードウェア中心のビジネス」から「フィジカルAI企業」への移行を表明する要約から始まった。これに対し、前年のプレゼンテーションはEV販売の好調さに焦点を当てた要約で始まっていた。

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forbes.com 原文

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