メタが発表した四半期決算が市場予想を再び上回ったことを受け、同社の株価は米国時間1月29日に急騰した。これにより、マーク・ザッカーバーグの推定資産は1日で220億ドル(約3.4兆円。1ドル=153円換算)以上増加し、アマゾンのジェフ・ベゾスを上回って世界で4番目に裕福な人物となった。
米国東部時間午後3時20分時点で、メタ株は10.2%高の737ドルとなっている。これは2025年7月に記録した11%の上昇以来、最大の取引時間中の上昇率である。
同社は28日に、第4四半期の売上高が598億ドル(約9.1兆円)、EPS(1株あたりの純)が8.88ドルだったと発表した。これは、市場予想の売上高512億ドル(約7.8兆円)、EPS8.21ドルを大きく上回る水準であり、前年同期比では売上高が24%増、EPSが11%増となった。
メタは2026年における設備投資額の見通しを引き上げ、AI製品の拡充に向けた取り組みをその理由に挙げた。2025年に722億ドル(約11兆円)を投じた同社は、2026年には1150億ドル(約17.6兆円)から1350億ドル(約20.7兆円)を支出するとの見通しを示している。
フォーブスの『リアルタイム・ビリオネア・リスト』によると、ザッカーバーグの純資産は29日に9.7%、額にして220億ドル(約3.4兆円)増加し、2517億ドル(約38.5兆円)に達した。これにより、推定資産2497億ドル(約38.2兆円)のベゾスを上回り、世界第4位の富豪となった。推定資産7661億ドル(約117.2兆円)のイーロン・マスクは依然として世界首位を維持しており、これに続くのがグーグル共同創業者のラリー・ペイジ(約42.1兆円)とセルゲイ・ブリン(約38.8兆円)である。
テスラの株価は、四半期の売上高が市場予想を上回ったにもかかわらず、通年の売上高が初めて減少したことを受けて、30日に3.2%下落した。同社の通年売上高は948億ドル(約14.5兆円)となり、2024年の977億ドル(約14.9兆円)から減少した。一方で、四半期売上高は249億ドル(約3.8兆円)と、予想をわずかに上回った。
テスラやメタと同時に決算を発表したマイクロソフトの株価は、直近四半期においてMicrosoft Azureの売上成長がやや鈍化したことを受け、11.7%急落した。
ここ数カ月で、世界の富豪ランキングは大きく入れ替わっている。2025年9月に史上2人目の推定資産4000億ドル(約61.2兆円)の大台に達したオラクル会長のラリー・エリソンは、一時は世界第2位の座にいたものの、同社株が史上最高値から下落を続けた結果、30日時点では第7位に後退している。
マイクロソフト元CEOのスティーブ・バルマーは、今週初めには第9位だったが、クラウドコンピューティング部門の売上成長鈍化により同社株が急落し、第14位に下がった。
一方、2025年後半に公開され、高い評価を受けたAIモデル「Gemini 3」により、AI市場での主導的地位を確立したと認識されたアルファベットの株価は好調だ。これを受け、ペイジとブリンの順位はトップ3以内に浮上している。



