米電気自動車(EV)大手テスラは28日、2025年第4四半期の売上高が前年同期比3.1%減の249億ドル(約3兆8200億円)となったと発表した。アナリスト予測の約247億ドル(約3兆7900億円)をわずかに上回った。
25年通期の売上高は948億ドル(約14兆5500億円)で、前年に記録した977億ドル(約15兆円)から減少した。同社の年間売上高が減少するのは初となる。
第4四半期の純利益は前年同期から61%落ち込み、8億4000万ドル(約1300億円)だった。1株当たりの利益は0.50ドル(約77円)で、アナリスト予測の0.45ドル(約69円)を上回った。
米金融データ企業ファクトセットによると、テスラの自動車部門の総売上高は177億ドル(約2兆7200億円)となり、アナリスト予測の178億ドル(約2兆7300億円)を下回った。同社の株価は決算発表後に3%上昇したが、年初来では4%超の下落が続いている。
フォーブスの推定では、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の純資産は 7766 億ドル(約119兆円)で、世界で最も裕福な人物として2位以下を大きく引き離している。フォーブスの世界長者番付で2位につけているのは米グーグルの共同創業者ラリー・ページで推定純資産は2751億ドル(約42兆円)だが、マスクCEOの純資産は約5000億ドル(約77兆円)上回っている。
テスラは今月初め、25年のEV販売台数が163万台と前年比で8.5%以上落ち込んだと発表し、世界最大手のEVメーカーとしての地位を失った。中国EV最大手の比亜迪(BYD)は同期間に販売台数が28%増加し220万台となり、テスラの年間販売台数を初めて上回った。一方、テスラは25年第3四半期決算で過去最高の売上高を報告し、過去10年間で最大の売上減を経験した第2四半期から収益が24.8%増加したことを明らかにした。



