サービス

2026.02.05 07:15

いいね数を自分の価値と感じる人が約7割 SNSを学ぶ層でも陥る「数字の沼」

stock.adobe.com

stock.adobe.com

SNSで何気なく投稿した後、気がつけば何度も画面を開いて反応を確認している。いいね数が伸びないと、なんとなく落ち込んでしまう。そんな経験に心当たりはないだろうか。

これは、SNSマーケティングを学び、仕事のツールとして活用している層でさえ陥っている現象だという。リモートワーク実践スクールを運営するリモラボが、SNSを仕事のツールとして活用する女性を対象に実施した調査から、この実態が浮き彫りになった。

95%が経験する無意識のスクロール

調査によると、「気づいたら時間が経過していた」という無意識のスクロール経験を持つ人は95.4%に上る。

約2人に1人(43.8%)が1日2時間以上SNSを利用している一方で、59.4%が利用時間制限の工夫を「特にしていない」と回答した。

SNSを仕事のツールとして使う以上、単純に時間を減らせばいいわけではない。適切な距離感を見極められないまま、無意識に時間を消費し続けてしまうジレンマが浮き彫りになった。

いいね数を自分の価値と感じる人が7割

さらに深刻なのは、数字との向き合い方だ。いいね数やフォロワー数を「マーケティングデータとして客観視できている」と答えたのはわずか33.6%。一方で「自分の価値として捉えてしまうことがある」層は66.4%に達し、客観視できている層の約2倍に及んだ。

SNS疲れを感じる場面として「過度な情報量の多さに圧倒される」が53.7%で最多。「他者の投稿と比較して劣等感や焦りを感じる」も50.1%に上り、結果として他者の投稿を見て「自己肯定感が下がった」と感じる人は67.8%に達している。

SNSの仕組みを理解し、データとして扱うスキルを学んでいる層でさえ、画面上の数字を個人の評価と切り離すことの難しさが明らかになった形だ。

次ページ > 徹底した仕組み化とマインドセット転換がカギ

文=池田美樹

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事