アップルのティム・クックCEOは米国時間1月27日、自社従業員に向けたメッセージで「ミネアポリスで起きた出来事に心を痛めている」と述べ、この件についてドナルド・トランプ大統領と話をしたと報じられた。クックは、トランプ政権によるミネソタ州での移民取り締まり強化と、連邦捜査官の手により死亡したアレックス・プレッティの件について社内向けに言及した、2人目の大手テック企業CEOとなった。
ブルームバーグによると、クックはアップルの従業員に向けた社内メモで、「祈りと深い哀悼の意は、ご遺族、地域社会、そして影響を受けたすべての人々と共にある」と記した。
クックはさらに、今こそ「緊張緩和(deescalation)」が必要だとの考えを示し、同社は常に「誰であろうと、どこから来た人であろうと、すべての人を尊厳と敬意をもって扱う」ことを訴えていると述べた。
銃撃が起きた当日、ホワイトハウスでメラニア・トランプ大統領夫人に関するドキュメンタリーの上映会に出席していたクックは、「今週、大統領と良い会話ができた」とも付け加えた。
クックは、この件について自身の見解をトランプと共有したとし、「私たち全員にとって重要な問題について関与しようとする姿勢を示してくれたことに感謝している」と述べた。
この社内メモは、銃撃が発生した後も上映会への出席を選んだとしてクックが批判を受けた後に出されたものだ。
OpenAIのサム・アルトマンCEOと他のCEO、テック業界リーダーの発言
これに先立つ米国時間1月27日、ニューヨーク・タイムズのニュースレター「DealBook」は、OpenAIのサム・アルトマンCEOもミネアポリスでの銃撃と移民取り締まり強化について、社内のSlackメッセージで言及したと報じた。
アルトマンはメッセージの中で、移民・関税執行局(ICE)捜査官の手法は「行き過ぎている。国を愛するということの一部は、権限の乱用に対して立ち向かうという米国人の義務だ(中略)凶悪犯罪者を国外退去させることと、今起きていることの間には大きな違いがあり、その区別を正しく見極める必要がある」と述べている。
その上でアルトマンは、トランプを「非常に強いリーダー」と評し、今後数日で大統領が国を団結させることに期待を示した。「ここ数時間の対応には勇気づけられており、透明性のある調査によって信頼が再構築されることを期待している」と同氏は付け加えた。報道によれば、OpenAIの従業員はこの投稿に数百もの支持を示す絵文字で反応したという。アルトマンは、強硬措置について言及した最初の大手CEOだったが、それはあくまで社内メッセージでのことだった。



