インテルは歩留まりと供給制約を理由に挙げる
インテルは、顧客からの需要が自社工場の生産能力を上回っていることが未達の理由だと説明した。「短期的に見た最大の課題は、顧客から寄せられるすべての需要に応えられないことだ」と、デビッド・ジンズナーCFOはヤフー・ファイナンスに語っている。
インテルは、この供給能力不足の理由として、製造品質(歩留まりに反映される)が十分に高くないことを挙げた。タンはCNBCに対し、製造品質は「社内計画と整合してはいるが、私が望む水準にはまだ達していない」と述べた。実際、キーバンクはインテルの歩留まり率を65%から75%の範囲と推定しており、これは収益性を確保するのに必要な水準を下回っている。
しかし、タンの発言は本質を覆い隠している。WSJは、「旧世代の生産ラインで数カ月にわたり生産能力を削減してきた結果、AIデータセンター向けプロセッサの注文急増に対応できなかった」と報じている。
私は著書『Brain Rush』の中で、長年にわたり、AI向け半導体の最大需要はGPUにあり、この市場はエヌビディアとその製造パートナーであるTSMCが支配してきたと述べた。
1980年代に、当時のアンディ・グローブCEOが同社の注力分野をメモリー半導体からパーソナルコンピューター向けCPUへと転換して成功したインテルは、この潮流を完全に見逃してしまったのだ。
裏目に出たコスト削減
さらに、過去1年間でタンはコスト削減策を主導し、Emerald Rapids世代やGranite Rapids世代といった旧世代のデータセンター向けCPUを製造するための高価な装置を廃止したと、WSJは伝えている。
インテルの投資家にとって不運だったのは、2025年後半に、オープンAI、AWS、グーグルなどの企業が、生成AIモデルを展開するサーバーにこれらのCPUが必要だと認識したことだ。彼らは数千個規模のCPUを発注したが、インテルが「あまりにも多くの生産能力を停止していた」ため、その需要に応えられなかったと、同紙は付け加えている。
「市場からの需要に十分応えられなかったことを残念に思う」と、タンは23日の決算説明会で語った。「工場からどれだけ出荷できるか、顧客にどれだけ届けられるか、その場しのぎでやりくりしているのが実情だ」とジンズナーは述べた。
「彼らは需要を見誤ったか、その需要が本物だと信じなかったのだろう」と、ラスゴンはWSJに語っている。「大量供給できる機会があったのに、そうしなかった。それは失望すべきことだ」。
私がもしインテルの取締役会にいたなら、WSJの報道では2025年10月には明らかになっていたとされるこのCPU需要の急増を、タンとジンズナーがなぜ見逃したのかを問いただすだろう。


