将来性のある仕事に就くために必要だと思うスキルは何かとの問いには、コミュニケーション能力が26.2%でトップ。次いでAIツールを使いこなす力(16.8%)、適応能力(13.8%)と続いている。

コミュニケーション能力は、高度な専門スキル以上に、他者と意思疎通を図り、合意を形成する力こそが、AI時代における最大の武器になると認識されているようだ。AIツールを使いこなす力に関しては、AIを敵対視するのではなく、自らの生産性を高めるための「道具」として活用するリテラシーが不可欠と考えている人が多い。3位の適応能力は、過去の成功体験に固執せず、時代の要請に合わせて学び直す「リスキリング」の精神が、長期的なキャリア形成には必要だと考えているようだ。
かつての「将来性」は、終身雇用や大手企業という枠組みに依存していた。しかし、今回の調査結果が示唆するのは、より能動的な将来性の捉え方である。特定の専門職への即時の転身は容易ではないかもしれないが、重要なのはそこではない。テクノロジーと共生しつつ人間らしさを発揮する「ハイブリッドな適応力」を磨くこと。そしてコミュニケーション能力を高め、最新ツールを味方につけること。その姿勢こそが、これからの時代において将来性を手にする最善の道となるはずだ。
出典:R&G「将来性があると思う仕事に関する意識調査」より


