カルチャー

2026.02.12 16:15

女性エスコートは「店選びから会計まで」一気通貫、マナー以上の一流スタイルとは

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著名フーディー、人気レストラン紹介メディア「タケマシュラン」主宰のタケマシュラン氏は「これまでに数百人とフランス料理の会食を重ねてきた」という食の達人だ。氏が紹介した店は「即日で予約が取れなくなる」とも言われるほどの影響力を持つグルメインフルエンサーでもある。

料理の味のみならず店の雰囲気、サービス、哲学までをオールラウンドに見る氏の辛口グルメレビューは絶妙なユーモアと皮肉にくるまれた容赦ない舌鋒に定評があり、絶大なファン層の厚さを誇る。

Forbes JAPANでは今後書き下ろし寄稿で氏の哲学思想を紹介していく。第2回の今回は「女性エスコートの作法」について。読者諸兄にはそれぞれの美意識、経験に照らしつつ、参考にしていただきたい。なお、本稿では「男性が女性をエスコートする」状況が前提におかれているが、女性が男性を案内するシーンでの指針ともなるはずである。

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導入━━「彼女の快適さ」が一番

今回は飲食店で女性をエスコートすることについて考えていきましょう。

女性をエスコートする際は、細かなマナーに拘泥するのではなく、あくまで彼女がリラックスして食事を楽しむことができるかどうかを最優先事項として下さい。マナーは手段であって目的ではありません。選択肢が生じれば常に彼女の快適さが増すほうをチョイスする。それだけで充分です。

なお、【秘伝まとめ】高級レストランで「一流の客」と囁かれるマナー52という記事において重複して記述している論点もありますが、それだけ大切なポイントだとご理解頂ければ幸いです。

店選び━━「相手の事情」から逆算せよ

お店選びに関しては、自分のセンスだけで突っ走らず、まずは相手の意向を優先してください。食や雰囲気の好みは千差万別であり、良かれと思った選択が相手にハマるとは限りません。勝手な思い込みやサプライズは、往々にしてハズレを引く原因になります。とはいえ、「どこがいい?」と丸投げされても相手は困ってしまいますから、いくつか候補を提示し、その中から選んでもらう形にするのが最もスマートで失敗がありません。

実際の候補選びですが、親しい間柄なら彼女の好みを把握しているので簡単でしょう。難しいのは、まだ親しくない女性をエスコートする場合です。この段階で、いきなり重厚⾧大なレストランや薄暗い隠れ家的なお店を挙げるとキモがられるので控えましょう。関係が浅いうちは健全で明るい雰囲気が鍵となります。ホテルのオールデイダイニングでのランチなど、人目につく開放的な場所の方が、スマートで誠実な印象を与えられます。

加えて、女性には当日の髪型や服装、ヒールで歩く距離などの事情があるため、駅から遠い場所や天候に左右されるお店は避けるのが無難です。また、本格的な飲食店において香水や柔軟剤の強い香りはご法度ですが、それを親しくない間柄の相手に徹底させるのは難しいものです。その点でもやはり、空間が広く様々なゲストに対して大らかなホテルのダイニングなどを選ぶのが安心と言えます。 

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