注文━━メニュー「解読」、時には先回り
次に、料理やワインのオーダーについてです。女性は好奇心旺盛で、少しずつ色々な味を楽しみたいという欲張りな一面を持っています。もし彼女が迷っているなら、「気になったものは全部頼もう」くらいの包容力を見せてください。量が心配なら、「ポーションを小さくできますか?」「シェアして食べたいのですが」とお店側に相談すれば解決します。もし、そうした交渉に自信がない場合は、最初から選択肢の少ないコース料理一本のお店を選ぶのが賢明です。
蛇足ですが、食が細い男性は飲食店においてはどうしても頼りなく映ってしまいます。「食べきれない分は僕が引き受けるから、気になるものは全部注文しよう!」という気概を見せることにより、彼女は残してしまう罪悪感を気にせず、心から注文を楽しむことができるでしょう。
また、メニューが呪文のようなカタカナばかりで解読不能な場合も、決して彼女を孤立させてはいけません。一緒に解読し、彼女が決断しやすいよう助け舟を出すのが貴方の役目です。分からないことは、知ったかぶりをせず堂々とスタッフに聞きましょう。こちらの質問レベルによって店員は客の経験値を推し測ることができ、「詳しい説明が必要なお客様だ」と把握してもらえれば、接客のトーンや説明の深さをチューニングしてくれるため、より快適な食事の時間が約束されます。
飲み物選びも同様です。ワインリストを見ても分からない場合は、知ったかぶりをせず予算を伝えてソムリエに相談するのが最善手です。ソムリエはゲストの味方であり、いわばワイン専門の生成 AI のようなもの。予算や好みを投げれば最適な答えを返してくれますから、どんどん活用しましょう。
ただし、やってはいけないのが「ああ、これね。昔飲んだけど悪くないよね」といった唐突な自分語りです。浅い知識のひけらかしは誰の得にもなりませんし、女性からは単に痛い人と思われるだけで、百害あって一利なしです。
もしワイン選びや交渉に自信がない場合は、最初からドリンクペアリングのあるお店を選ぶのが賢明です。その際も、「ペアリングに興味はあるけれど、量は飲めない」という女性のために、「ハーフサイズでの提供は可能か」「数杯をノンアルコールに差し替えられるか」などを、貴方が先回りしてソムリエと交渉するよう心がけましょう。


