DXが進む企業において、成果を出す鍵は個人の資質だけでなく、社内データへのアクセス権(データ裁量権)にあるとドーモは考え、500人を対象に調査を行なった。調査の結果、この考えは見事に実証され、データ裁量権が社員のパフォーマンスと離職率に大きく関わることがわかった。

ドーモの調査によれば、データ裁量権があると答えた人は全体の約64パーセント。そのうち、業務に対して高い好奇心を持つと答えた人が約82パーセントだったのに対して、データ裁量権がない人で高い好奇心を持つ人の割合は約43パーセントに留まった。自由にデータにアクセスできることで知的好奇心が刺激され、創造的な問題解決や自発的な学習行動を促進する可能性が示唆されると、ドーモは考察している。

好奇心が高い社員とそうでない社員を比較すると、好奇心が高い社員の業務への積極度は約70パーセントなのに対して、そうでない社員は約25パーセントと低い。また、「改善提案頻度」が年2回以上の社員も、約80パーセント(好奇心が高い)対約37パーセント(好奇心が低い)という結果になった。
さらに職務満足度は、データ裁量権がある社員は約82パーセント、ない社員は39パーセントと、ここでも大きな差が出た。



