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2026.01.28 08:00

米医療保険の政府支払い、2027年は微増の提案 医療保険株が急落

Pavlo Gonchar/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

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トランプ政権は、2027年のメディケア(編集注:米国の高齢者向け公的医療保険)について、政府から保険会社への支払いを0.09%引き上げる方針を提案した。この引き上げ幅は市場予想を大きく下回るものであり、これを受け、主要な米医療保険会社の株価が現地時間1月27日朝の時間外取引で急落した。

時間外取引にて、ユナイテッド・ヘルス・グループの株価は約9%安の317.51ドルとなり、CVSヘルスの株価も9.38%安の76ドルとなった。

センティーンの株価は44.26ドルまで下落し、26日の終値から4.36%下げた。エレバンス・ヘルスの株価も約7%安の350.93ドルとなった。

ヒューマナの株価は最も大きな打撃を受け、229ドルまで下落した。これは26日の終値から13.1%超の下落である。

医療保険会社の株価が急落する一方で、米国の主要先物指数は横ばい、もしくはわずかに上昇する動きを見せていた。

26日夜、メディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)は、2027年のメディケア・アドバンテージ(編集注:メディケアにおいて、民間の保険会社が政府の認可を受けて提供する民間医療保険プラン)の政府から保険会社への支払いを前年比で0.09%引き上げる提案を示した。ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、アナリストの予想は4%から6%の引き上げであり、今回の提案はそれを大きく下回る。

2025年、トランプ政権は2026年の適用分について5.06%の引き上げを発表しており、これは予想を上回る内容だった。今回発表された予想を下回る引き上げは、トランプ大統領が保険会社に対し、「あまりにも多くの利益を上げている」として、「もっと少なく、ずっと少なく稼ぐべきだ」と公に批判してきた流れを背景としている。

CMSのメフメト・オズ局長は声明の中で、「今回提案した支払い方針は、メディケア・アドバンテージが、その利用者にとってより良く機能するようにするためのものである」と述べた。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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