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2026.01.30 17:00

本当に愛されている証拠ながら「あなたをイラつかせる」パートナーの習慣

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促される側は、これを思いやりに欠ける行為だ、あるいは、干渉的だと感じることもあるだろう。それはその人が、他の多くの人と同様に、無条件に受け入れることこそが愛だと考えている可能性があるからだ。しかし、受け入れることが不可欠であることは確かだとしても、心理学の研究は、愛が快適さを守ることだけにあるわけではなく、発達を促すことにもあると示している。

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例えば、社会心理学で確立された枠組みである「自己拡張理論」は、関係が人を成長させるとき、より強い親密さと満足感が生まれることを示している。『Behavioral Sciences』に掲載された2025年の研究によれば、新しく挑戦的な活動を共に行うカップルは、より強い結びつき、より高い活力、そして長期的に見て高い満足度を報告している。

この習慣が特にいら立たしく感じられる理由は、感情的な均衡を崩し、多くの場合、最初は悪化させるからである。成長は不確実性を伴い、その不確実性が恐怖を呼び起こす。しかし、愛し合うパートナー同士は、不快感と害を混同することはない。回避行動が感情的安全を守っているのか、それとも静かに可能性を制限しているのかを見極めている。成長を促すことは、たとえ不都合であっても、相手の能力を信じているというメッセージを伝える行為なのである。

このパターンは、「自律性支援」に関する研究によっても裏付けられている。支配せずに挑戦するパートナーは、不安ではなく自信を育む。時間とともに、これは自己効力感と相互の尊重を強め、いずれも長期的な関係の安定に不可欠な要素となる。

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日常生活の文脈では、この習慣は、社交不安のあるパートナーにイベント参加を勧めること、恐怖を伴うキャリア上のリスクを支えること、対立を避けがちなパートナーにもっと正直に話すよう求めることなどを意味するかもしれない。

もちろん、こうした瞬間はロマンチックと言えるようなものではない。抵抗、いら立ち、自己不信を生むからだ。しかし同時に、それは強力なメッセージを送っている。すなわち、あなたのパートナーは、快適さだけでなく、あなたがこれからどんな人間になっていくのかにも投資しているというメッセージである。

これらの習慣を総合すると、感傷的ではないが、より持続的な愛の理解が浮かび上がる。愛されることは、常に心地よいとは限らない。時には基準を求められているように感じ、時には挑戦されているように感じ、また別の時には回避行動という「安堵」を拒まれているように感じる。

最も私たちを愛しているパートナーだけが、少しだけいら立たしい存在でいる覚悟を持つ。彼らは、今日の感情だけでなく、私たちがこれから成長していく人間やパートナー像そのものに投資しているのである。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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