道路にまでゴミがはみ出す近所迷惑なゴミ屋敷とまではいかないが、部屋の中に足の踏み場もないほど物やゴミが散乱した、プチゴミ屋敷状態で生活している人がいる。整理整頓が得意な人のほうが少ないと思うが、そこまで散らかってしまうには、何か特別な事情があるように思える。
SEOなどのデジタルマーケティング事業を展開するNEXER(ネクサー)は、ゴミ屋敷の片付けや特殊清掃などの事業を展開するアイワクリーンと共同で、全国の男女500人を対象に「ゴミ屋敷」に関するアンケート調査を行った。すると、自宅がゴミ屋敷状態になったことがある人が全体の7.8パーセント、約13人に1人ということがわかった。

明確な基準がないため、あくまで主観だ。とんでもないことになっているのに平気な人もいるだろう。この数字が多いか少ないかは別として、自覚のあるこの7.8パーセントの人たちには、改善の余地がある。
ゴミ屋敷になった経験のある人にそうなった理由を尋ねると、物が捨てられない、片付けるのが面倒、時間がないなどがあげられたが、気になるのは、ショックなことがあって「もうどうなってもいいと思うような精神的理由」をあげる人がいたことだ。また、一度散らかると「もういいや、と諦めモードに切り替わる」という人もいた。

その人たちに、ゴミ屋敷化を防ぐために、あったらいいと思うサポートやサービスを聞くと、定期的に片付けてくれるサービスをあげる人もいるなかで、行政や医療機関が総合的に連携して問題が深刻化しないよう関与してくれる仕組み、日ごろからカウンセリングを取り入れたサービスという、メンタルなサポートを求める声が目立った。
NEXERは、ゴミ屋敷化の背景には「生活環境だけでなく心理的な要因が関係しているケース」も少なくないと指摘。清掃、見守り、相談支援を組み合わせた総合的アプローチの重要性を訴えている。まずは自分で動かなければならない。手始めに、居住自治体の福祉保健課に相談するのもひとつの方法だ。



