暗号資産

2026.01.27 10:30

「黙示録はすでに始まっている」ドルの崩壊と金銀急騰がビットコインに大きな衝撃をもたらす

Shutterstock.com

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かつて「デジタル・ゴールド」ともてはやされたビットコインは、金と銀が史上最高値へ急騰する中で失速しており、トレーダーは米連邦準備制度理事会(FRB)の方針転換に身構えている。

ビットコイン価格は8万8000ドル前後のサポートラインを維持できずに苦戦している。2025年10月に記録した12万6000ドルの高値から大きく下落しており、さらなる売りが起きるのではないかとの懸念を強めている。

1オンスあたりの金価格が5000ドルを超え、銀も100ドルを突破する一方で、米国政府の新たなシャットダウンを警告する声もある中、「ビットコインはどこにいるのか」との声も上がっている。

「ドルの時代は終わりつつある」と、コインベースの元最高技術責任者であり、ビットコインや暗号資産を支持するネットワーク・ステートの創設者であるバラジ・スリニヴァサンは、Xに投稿した。彼は、「拡大する国家債務危機と、金およびデジタル・ゴールドに対するドルの価値下落」を「黙示録」と表現した。

「最初の一歩は、黙示録がすでに始まっていると受け入れることだ」と、スリニヴァサンは書いている。

先日、米国債価格の下落によって利回りが急上昇した動きは、「米国売り」取引と呼ばれたが、エバーコアISIでグローバル政策および中央銀行戦略部門を率いるクリシュナ・グハは、CNBCが確認した顧客向けメモの中で、これは「より広範な世界的リスクオフの一部」だと説明した。

ブルームバーグ・ドルスポット指数によれば、米ドルは2022年以来の水準に向けて下落している。

貴金属大手MKSパンプの子会社であるゴールド・トークンSAのカート・ヘメッカーCEOは、Eメールでのコメントで、「ドルの突然の崩壊を語るのは誇張だが、実際の信認低下を反映している」と述べた。その上で、「債務の増大、財政的な圧迫、政策の不透明感により、投資家は法定通貨以外の長期的安定を求めている」と付け加えた。

直近のドル安局面は、米国が日本と足並みをそろえ、通貨防衛のために介入する可能性があるとの観測の中で起きている。

ブルームバーグの報道によれば、ニューヨーク連銀は、円相場についてトレーダーに聞き取りを行った。これを受けて円は1%超上昇し、2025年11月以来の高値を付けた。高市早苗首相は、「投機的で極めて異常な動きには、あらゆる必要な措置を取る」と警告している。

主要通貨に対してドルがこの水準で取引されたのは、歴史的な米国政府閉鎖の直前にあたる2025年9月が最後だった。

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翻訳=江津拓哉

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