キャリア

2026.02.01 15:00

アスリートお手本に「集中力」管理、45分×2セットの「90分マインドセット」でキャリアを築く

Shutterstock.com

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仕事で優れた成果を出す人たちは、自身の成功について、アスリートが勝つために使っている実践法を取り入れたことによるものだと語ることが多い。状況が不利なとき、「フットボール選手がタックルし、タッチダウンを決め、スーパーボウルに勝つのと同じように、キャリアの障害も乗り越えられる」と米プロフットボールNFLのコンサルタントたちは主張する。生産性とは、ただがむしゃらに働くことではない。科学に裏づけられた戦略に沿ってより賢く働くことだ。そして「90分マインドセット」は、アスリートの世界におけるトレンドの1つであり、専門家たちはこれをキャリアにも応用できると示唆している。

アスリートのマインドセット

アスリートのマインドセットがキャリアの生産性と重なるのは、どちらも複雑なタスクやフィードバック、スキルの成長、挫折、そして長期的な努力を伴うためだ。スポーツ施設XL Sports World(XLスポーツワールド)の最高経営責任者(CEO)で『The Soccer of Success』の著者でもあるキアラン・マカードルがアスリートのマインドセットとキャリアの成功を比較している。

マカードルは、トップアスリートがトレーニングに用いるのと同じ戦術を使うことでキャリアでも成功できると考えている。マカードルはこれを「90分マインドセット」と呼ぶ。短期間集中して作業を行った後に回復のための時間を設けるという戦略だ。マカードルはこの戦略を用いて年間300万人以上が利用する数百万ドル規模のビジネスを築いたと語った。

90分を45分ずつに分け、その間に5〜10分の休憩を挟む

マカードルによると、この方法は「毎日90分間、邪魔の入らない集中する時間」を決めることで機能する。スマホは機内モードにし、メールもチェックしない。訪問者は受け入れない。サッカーの試合と同じように、90分を45分ずつに分け、その間に5〜10分の休憩を挟む。そして休憩中もスマホや注意を削ぐものものはなしだという。

マカードルは、邪魔が入ることを加味すると通常丸1日かかるような成果が90分で出せると断言する。「アルゼンチンのサッカー選手リオネル・メッシが試合の最中にプレーを止め、スマホを取り出して電話にでたり、テキストメッセージを送ったりしたら、あなたは激怒するだろう」とマカードルは話す。「メッシが仕事中にそうした行為をしないのなら、私たちはなぜ自分が働いているときにそうした行為を許しているのだろうか?」。

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翻訳=溝口慈子

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