宇宙

2026.01.28 10:30

発見続く「地球に似た」系外惑星、生命存在の可能性があるのはどれか?

太陽系に最も近い恒星の赤色矮星プロキシマ・ケンタウリ(左奥)を公転する系外惑星プロキシマ・ケンタウリbを描いた想像図。下限質量が地球の1.27倍で、主星のハビタブルゾーン内にある(ESO/M. Kornmesser)

惑星系の中心星のタイプによるハビタブルゾーン(生命生存可能領域、図中の緑色の領域)の違いを比較したイラスト。太陽に似た恒星(G型矮星、中央)に比べてより小型、低温で質量が小さい恒星(M型矮星、下)のハビタブルゾーンはより中心星に近くなり、より大型、高温で質量が大きい恒星(A型矮星、上)のハビタブルゾーンはより中心星から遠くなる(NASA/Kepler Mission/Dana Berry)
惑星系の中心星のタイプによるハビタブルゾーン(生命生存可能領域、図中の緑色の領域)の違いを比較したイラスト。太陽に似た恒星(G型矮星、中央)に比べてより小型、低温で質量が小さい恒星(M型矮星、下)のハビタブルゾーンはより中心星に近くなり、より大型、高温で質量が大きい恒星(A型矮星、上)のハビタブルゾーンはより中心星から遠くなる(NASA/Kepler Mission/Dana Berry)

最後に、惑星に大気がなければ、惑星上で何か液体を注ぐなんてできやしない。系外惑星が地球外生命を育むなら、気体のベールに包まれている必要もあるのだ。地球の大気は、窒素が約79%、酸素が約21%と微量の二酸化炭素(CO2)などで構成される。微量とはいえCO2が本当に重要である理由は、その「温室効果」が働いているからこそ、地球が生命生存可能な環境にいられるからだ。また、人類が化石燃料を通じて放出しているCO2は、危険な方向に気候を変動させる原因となっている。

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酸素の含有量がこれほど多いのは、現代の地球の生命体にとっては本当に重要だが、まったく別種の生命体にとっては必須というわけではないかもしれない。また、地球の大気は非常に薄い。金星は、大きさと質量が地球とほぼ同じだが、大気の質量は地球の100倍近くある。存在する気体の量が100倍多いのだ。

地球に似た惑星の発見と生命存在の可能性に関するニュースを耳にしたら、ここに挙げた全ての要因について検討する必要がある。現時点で起きている本当にすばらしいことは、このすべての要因を突き止めるために必要な高性能で高機能の望遠鏡群を、天文学者がついに手に入れて(もしくは建造して)いることだ。例えば、地球に似た惑星で地球に似た大気を発見することが可能になりつつある。もし見つかれば、独自の生物圏を育んでいる惑星の最有力候補になるだろう。

目下のところ地球は混乱した状況にあるように思われるかもしれないが、地球以外の惑星での生命の発見に向けて少しずつ前進しているのだから、生きるのにとてもワクワクする時代でもあるのだ。

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forbes.com 原文

翻訳=河原稔

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