働き方

2026.01.31 14:00

変化するシリコンバレーの働き方、広がる996勤務 「ワークハード、プレイハード」の終焉

Shutterstock.com

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LinkedInに最近掲載された求人には、こう書かれている。

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初のBDR(ビジネス開発担当)を採用します。

先週のローンチ以来、ありがたいことにパイプラインは我々の手に負えないほど急速に拡大しており、助けが必要です。

こんな人がフィットします:
・週7日、ひたすら働きたい
・すばやく学び、すばやく動ける
・自分で考えて解決できる
・来週中に働き始められる

この企業はCorgiで、Y Combinatorの支援を受け、スタートアップ向け保険を構築するために1億800万ドルを調達したばかりのスタートアップだ。週7日勤務はかつて眉をひそめられたかもしれないが、今日のサンフランシスコでは、もはや驚くほどのことではない。

「あなたの経歴や経験年数は問わない」と求人は続く。「必要なのは、実行力とやり切る力だけだ」

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その理由を尋ねると、Corgi共同創業者兼COOのエミリー・ユアンは率直にこう言う。「大きく重要な問題を解く、それだけだ」

スタートアップ文化はどう変わったのか

10年前、スタートアップ文化はまったく違っていた。

オフィスは遊び場のように設計されていた。テーブルサッカー、毎晩のハッピーアワー、週末のパーティーが「売り文句」の一部だった。共有スペースは社交の場と曖昧につながり、カジュアルな出会いの文化は一般的だった。燃え尽きは美化され、野心は過剰さに包まれていた。

その時代を経験していないなら、Netflixの『WeCrashed ~スタートアップ狂騒曲~』が当時のタイムカプセルになる。カリスマ、資本そして遠慮のないパーティー文化に支えられたWeWorkの興亡を描いている。

そうした時代は、終わったように見える。

「『ワークハード、プレイハード』ではなく、いまはただ『ワークハード』だ」と語るのは、2度の起業経験を持つベンチャーキャピタリストで、Phosphor Capital創業者のクルヴィール・タッガーだ。

Y Combinatorのエコシステムと深いつながりを持つタッガーによれば、いまの創業者は根本的に違う。酒を飲まない。パーティーにも行かない。恋愛をしない人も多い。彼らは最適化する。働く。そしてその強度は、シリコンバレーの「バランス」という神話というより、996あるいは997に近いという。

最近、タッガーは創業者限定の非公開ディナーを開き、高級ワインを数多く用意した。だが誰も手をつけなかった。

「投資先のある会社を訪ねたとき、創業者が誇らしげに、各オフィスの床に敷かれたマットレスを見せてくれた」とタッガーは言う。「面接では、職場で寝られるかを候補者に聞く。そして人々はそこで働きたいと列をなすのだ」

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