現代の創業者像をどう表現するかと問われると、同氏は迷わない。
「より若く、より主体性が高い」と言う。「それが変化だ」
すでに研究論文を発表している10代の履歴書を指し示しながら、主体性の高いビルダーと低いビルダーの間のギャップが広がっているとも語る。
「いまの本当の分断はそこだ」と同氏は言う。「年齢ではない。特権でもない。主体性だ」
燃え尽きではなく「コントロール」
大学を中退したばかりの創業者とは異なり、ウペカ・ビーはGustoでエンジニアリングチームを構築してきた経験年数を持つ。
この時代のすべての創業者が最大限主義のスケジュールに従うわけではない。しかし健康を優先する人であっても、旧来のパーティー文化は退けている。
中小企業向けのAI搭載HR-as-a-Serviceプラットフォーム「DianaHR」(YC W24)の創業者兼CEOであるビーは、容赦なく、だが意図的に働く。
「私はアスリートのように鍛えている」とビーは言う。「週に何度も運動し、毎日瞑想する。最高のパフォーマンスを出すために睡眠を守る」
アルコールも飲まない。それは禁酒文化ではなく、長寿のためだ。
「疲れるし、脱水するし、老ける」と同氏は言う。「身体は、あなたが持つ最高の道具だ」
ビーは既婚で、地域コミュニティにも深く関わり、バーニングマンの長年の参加者でもある。孤立を美化しないが、トレードオフについては率直だ。
「ワークライフバランスはない」と同氏は言う。「冷蔵庫に食べ物がない。ほとんどオフィスにいる」
それでも、時折の喜びは譲れないと強調する。
「友人に会わなければ燃え尽きる」と同氏は言う。「踊るのにアルコールは要らない。生きている実感に過剰さは要らない」
DianaHRは最近、SNR Ventures主導で370万ドルのシードラウンドを発表した。General Catalyst、Y Combinator、そしてMercury、Twitch、Dropboxなどのユニコーン創業者らが参加している。
私たちはみな、それについていかなければならないのか
これは処方箋ではない。そして、誰にとっても持続可能なものでもない。
ただ明らかなのは、スタートアップ文化が根本から変わったということだ。見せかけの福利厚生は消え、パーティーは静まり、仕事だけが残った。
この新しい世代の創業者は、雰囲気を追いかけていない。スピードを追いかけている。そして良くも悪くも、996はいまや異常事態ではない。「選択肢」になった。
創業者が直面する問いは、このペースが健康かどうかではない。自分にとって適切なペースかどうか、である。


