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2026.01.29 17:00

「自分をもっと信じられるようになる」ための2つの習慣

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自己信頼は、習慣というよりも安定した性格特性のようにとらえられることが多い。人は自己信頼が「あるかないか」のどちらかだと思いがちだ。そして一部の人にとっては、その説明がまさに当てはまる。そうした人は決断力があり、地に足がついていて、自分の内なる羅針盤に自信がある。だが、常に自分を疑ったり、会話を何度も頭の中で再生したり、決断を周囲の人たちに任せたりする人もいる。これは、自己信頼が固定された特性というより関係性に近い働きをすることを示している。そして関係性である以上、それは行動のパターンによって形成される。

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自分を信じることは、常に正しいこととはほとんど関係がない。むしろ、自分を信頼できる存在だと感じられるかどうかに大きく関係している。立ち止まって以下を自問してみてほしい。

・自分が大事だと言ったことを、きちんとやり遂げているか
・自分の中の何かが不快感を示したとき、それに耳を傾けているか
・自分の行動は口にしている価値観と一貫しているか

人が自己信頼に悩んでいると言うとき、それは実際にはこうした小さな自分自身との齟齬の積み重ねに反応している。

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この記事では、そうした自分との齟齬を修復する2つの習慣を紹介する。自分を頼れる存在へと変える上で非常に強力な習慣だ。

1. 自分との具体的かつ小さい約束を守る

脳は信頼を築くために証拠を必要とする。何ができるかが示されなければならない。そして自分に約束をするたびに、あなたの神経系は次に何が起きるかを静かに記録している。「何があっても今夜は休む」「小さなことに見えてもこの成功を祝う」といった約束を何度も破ると、内側から発せられるシグナルは交渉できるものだということを神経系は学習する。それが自己疑念の始まりだ。

自己効力感に関する研究では、自信は一度の成功よりも、繰り返しやり遂げることで育まれることが示されている。実際、人は一度の突出した成果を祝うよりも、自らに課した基準を一貫して守れるようになったときに、自分を知り、信頼できるようになる。

長期的には、この信頼性が自己信頼を確固たるものにする。優秀な成果を出す人の多くは、実行可能なものではなく理想に近い約束をするという罠に陥りやすい。たとえば「もっと自制心を持つ」「先延ばしをやめる」「自分を大切にする」といったものだ。

これらは約束のように見えるかもしれないが、実際にはまだ形成されていない別の自分への宣言だ。それらは行動によってしか支えられないアイデンティティであり、簡単に守れるものではない。自己信頼を育てるためには、約束は理想としてではなく次のようなものであるべきだ。

・平凡な日でも守れるくらい小さいもの
・測定できる具体的なもの
・他者の評価に依存しない自分基準のもの

以下のような例が挙げられる。

・「夜9時30分にアラームが鳴ったら仕事をやめる」
・「防衛的になっているように感じたら、反応する前に10秒間立ち止まる」

・「今週、スマホを持たずに散歩を1回する」

こうした約束を守ることで、やがて自分の中での葛藤が徐々に減っていく。自分との交渉にさほどエネルギーを費やさなくてもよくなり、決断を疑う時間も減り、罪悪感のコントロールに感情が費やされることも減っていく。

重要なのは、約束を守れなかったときに自己批判で自己信頼を修復しようとしないことだ。そうではなく、正確に説明することで修復を試みるといい。「自分はいつも失敗する」と言うのではなく、「この約束は現在の自分の能力を超えている。調整し直そう」といった心理的に成熟した表現に変えるといい。

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翻訳=溝口慈子

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