マーケティング

2026.01.24 16:05

SNSで再燃する2016年ブーム 中小企業が学ぶべきノスタルジアの活用法

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2016年へのノスタルジアと憧憬が、現在ソーシャルメディアを席巻している。当時の写真、インスタグラムのフィルター、人気音楽、メイクアップトレンド、出来事などを振り返る投稿が、ソーシャルメディアのフィードを埋め尽くしている。あらゆる立場の人々がこのトレンドに飛びついており、企業も例外ではない。

このトレンドは、ノスタルジア・マーケティングが実際に機能している好例である。

戦略的に、そして自社ブランドと整合性を保ちながら活用すれば、ノスタルジアは中小企業が顧客とつながり、さらには収益を増加させる強力な手段となり得る。その理由を以下に説明する。

ノスタルジアは結びつきと信頼を構築する

顧客に過ぎ去った幸せな時代を思い起こさせることは、ブランドとの感情的なつながりを強める効果的な方法となり得る。Advances in Consumer Researchの研究によると、ノスタルジアは心理的構成要素であり、エンゲージメント、信頼、購買意欲を刺激するために積極的に活用できる(特にZ世代において)という。また、別の研究では、ノスタルジアが安心感と快適さの感情を呼び起こすことが示されている。

しかし、iStockによると、消費者の81%はソーシャルメディアのコンテンツを信頼していない。そのため、(適切な場合に)ノスタルジックなコンテンツを織り込むことは、自社ビジネスとそのソーシャルメディア・マーケティングに対する好意的な感情と信頼を高める賢明な戦術となり得る。

ノスタルジアは購買を促進する可能性がある

ブランドとの信頼と結びつきを構築することで、顧客が購入する可能性が高まる。したがって、売上増加を目指すのであれば、ノスタルジアの活用を検討すべきだ。複数の研究がこれを裏付けている。

Journal of Consumer Researchの研究では、ノスタルジアに触れた人々は、商品やサービスに対してより高い金額を支払う意思があることが判明した。さらに、Journal of Economics and Administrative Sciencesの研究では、ノスタルジアが購買意欲の増加と相関することが明らかになった。

ノスタルジアは関連性を育む

ノスタルジアは、顧客が共有する体験やポジティブな記憶を呼び起こし、関連性を育む。これにより、ビジネスはより関連性が高く、タイムリーで、親しみやすいものとなる。しかも複数の世代に対してだ。実際、Z世代のような若い世代がその時代を経験していなくても、調査によると、彼らは過去に対して最もノスタルジックであることが示されている。

マーケティングでノスタルジアを活用したり、現在の2016年トレンドのようなノスタルジア中心のソーシャルメディアトレンドに飛びつく前に、それが自社の中小企業にとって適切な選択かどうかを見極めることが重要だ。自社のブランドと顧客にとって意味があるかどうかを評価すべきである。そして忘れてはならないのは、これはより広範なマーケティング戦略に組み込むべき一つの戦術に過ぎないということだ。ノスタルジア・マーケティングに夢中になりすぎて、現在を忘れてはいけない。

forbes.com 原文

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