トランプ大統領「心の中では、1人まで絞れています」
トランプ大統領は、現FRB議長ジェローム・パウエルの後任人事について、ほぼ1年にわたり決定をちらつかせ、さまざまな名前を挙げて市場参加者を翻弄してきた。
トランプ大統領は今週、CNBCのインタビューでリック・リーダーについて「とても印象的でした」と語った。
「3人まで絞ったと言っていいですが、今は2人です。そして、たぶん私の心の中では、1人まで絞れているといえます」──トランプ大統領はそう述べた。
元FRB理事のケビン・ウォーシュは、ビットコインと暗号資産の強力な支持者としても知られる。KalshiやPolymarketのオッズによれば、トランプの国家経済会議(NEC)ディレクターであるケビン・ハセットという元本命がほぼ候補から外れた後も、ウォーシュは最有力候補の座を維持している。
FRBの独立性が損なわれれば、ドルを安全資産として保有する魅力は薄れる
トランプがパウエルの後任を指名すれば、2026年に利下げが急速に進む可能性があるとの見方が、ここ数カ月、ビットコイン、暗号資産、株式市場を下支えしてきた。トランプは繰り返し、自身が指名するFRB議長は大幅な利下げを約束しなければならないとしている。
「FRBの独立性が損なわれれば、ドルを安全資産として保有する魅力は薄れます」──XS.comのシニア・マーケットアナリストであるサメル・ハスンは、電子メールでこう述べた。
「暗号資産市場にとって、この『政治化されたドル』という見方は、足元の価格が下げていても、長期的な強気材料になります。投資家が米国政府債務とFRBの自律性への信頼を失えば、ビットコインのような分散型資産や、すでに価格が急騰している金のような『ハード』資産が、制度の劣化に対する理にかなったヘッジになるのです」。


