1人分であれば、茶碗の4分の1くらいの水にティーバッグを入れ、スプーンで十分に押し出します。破れないようにご用心ください。お湯が熱いとお茶の苦みが出てくるので、水出しにすることで甘みが引き出せます。
やがてできた濃い緑色のお茶エキスは、甘みしか出ていません。そこにお湯を入れて少し撹拌し、ティーバッグを取り出したらできあがりです。
お茶を持ち歩く習慣のある方は、水と日本茶のティーバッグを入れたボトルを1晩、冷蔵庫で冷やしてみてください。翌朝には甘みがあって、色もきれいなおいしいお茶になっています。
冷凍ステーキをとびきり美味しく焼くANAの秘伝
お茶のほか、ファーストクラスのお食事のステーキをお客様の好みの焼き加減に焼き上げるということも、私が年月をかけて習得した「わざ」でした。
ファーストクラスのステーキは、焼いたものが冷凍されている状態から、CAがギャレーのオーブンで焼き上げる仕組みでした。
レア、ミディアム、ウェルダンはあたりまえで、「ミディアム・レアのちょっとミディアム寄りで」なんてご要望にも応えられるように研究しました。試行錯誤の末にいかに焼き具合を調整していったかを、機内食を手がけるANAケータリングのシェフに話したところ「それはすごい!」と感激してくれたほどです。
「わざ」が完成したあとは、お客様に喜んでいただいていましたが、同じく喜んでくれたのがキャプテンたち。キャプテンの食事もCAが用意するので、私と一緒の乗務だと、「あの肉が食べられる!」と思ってくれたようです。
後輩CAたちにも、この「わざ」は受け継がれています。お肉が香ばしく、ナイフを入れるとたっぷりと旨味を含んだ肉汁があふれてくる焼き加減。
もちろんこれはANAの秘伝です。新聞や航空業界誌の取材などを受けた際には、何でも正直にお答えしていた私ですが、この「わざ」の詳細についてだけは明かしませんでした。ぜひご搭乗のうえ、お試しいただきたいと思います。
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