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2026.02.13 10:15

気まずくならずに「NO」を伝えるちょっとしたコツ

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どんな場合に「自分」を主語にするといいのか

会話をする際、「あなた」が主語の「YOU」メッセージと、「私」が主語の「I」メッセージを、漠然とごちゃまぜにしたようなあいづちを返していることは、意外に多くあります。

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さて、ここで問題です。

会社の同僚と話していた時、こんなことを言われました。さて、あなたならなんと返しますか?

「部長ってなんか決断力がないし、頼りないよね」

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あるいは、ママ友数名でお茶をしていた時、こんなことが話題になりました。さて、
あなたはなんとコメントしますか?

「今度新しくきた〇〇先生ってどう? 私なんだかあんまり好きじゃなくて」
「実は私も。すごく事務的で冷たい感じよね」

どちらの場合も、あなたもまったく同じ意見なら、「そうよね」「うん、そう思う」、など、同感、賛同してよいと思います。

ですが、もしあなたが違う意見や感想を持っているのに、「そうよね」「うん、そう思う」、と返しているなら、それは〝感じがいい人〟から遠のいてしまいます。

こんな時〝感じがいい人〟ならどう返すか。そのポイントは、主語にあります。感じがいい人は、主語が、「私」なのか、「あなた」なのかをきちんと分けているのです。

仲のよい友達同士の会話で、話題が「あそこのケーキ美味しいよね」というような話であれば、「うんうん、美味しいよね」と同感することは何も問題ありません。けれど、例のような悪口、ネガティブな内容には、基本的に乗らないのが賢明です。

つまり、ネガティブな話の場合「私がそう思う」というⅠメッセージで話すことは危険です。何気ないあいづちのつもりでも、「私が部長を頼りないと思っている」「私が先生を冷たいと思っている」という話になってしまい、いつしか噂として広まってしまうリスクがあります。

ただ、会話の最中に、完全に無視するのは難しいですよね。そんな時には、

「えーそうなんだねー、あなたはそう感じてるんだね」
「Aさんはそう思ってるのね」

というように、YOUメッセージで「あなたは」「あなたが」という言葉を付けて(流して)みましょう。

これは、同感ではなく共感です。

「部長が頼れない」という部分はAさん(あなた)が思っていること、というのを明確にしたうえで、違う意見の時は、

「私はこう感じてるよ」
「私はそこまでは思わなかったな」

など、「私は」という主語で意見を伝えればいいのです。

ただ、相手との関係性によって、わざわざ違う意見を伝えてその場の空気を悪くしたくなかったり、あまり深く関わりたくない内容の場合もあるでしょう。
そういう場合は
「あ、そうなんだねー」
というあいづちを徹底して繰り返しましょう。
でも、それでは相手が満足してくれず、
「○○さんはどう思う?」
などと答えを要求されることもあると思います。

そんな時は
「うーん、どうかなー……」
と考えているふりをして、時間を稼ぎましょう。

そんなことをしたら、沈黙が生まれそうで怖いと思うかもしれませんが、そういう相手はえてして話し好きなので、こちらが少し黙っていると、「それでねー」「だから私思うんだけど」など、勝手に話を進めていくはずです。
あまりにしつこく「どう思う?」と聞き続けてくる相手の場合は、「私はこう思うよ」と意見を伝えてもよいですし、「わからない」と意思表示するのもアリです。

また、その人との関係を考えるきっかけにしてもいいと思います。万人に対して〝感じがいい人〟でいる必要はないのです。

意見や感想を伝える時には、「あなた」が主語の「YOU」メッセージと、「私」が主語の「I」メッセージを分けて考える。

〝感じがいい人〟を目指す場合、大事なポイントなのです。

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文=大野萌子

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