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2026.02.13 10:15

気まずくならずに「NO」を伝えるちょっとしたコツ

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「NO」と「否定」の本質的な違いとは

次の問題で、その違いを考えてみてください。

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次のうちどちらが否定で、どちらがNOだと思いますか?

A「この味は私の好みじゃないかな」
B「これって塩気が薄いよね。え、これが美味しいの?」

すぐにおわかりかもしれませんが、Aが「NO」で、Bが「否定」です。

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ふたつの違いは何でしょう?

Aさんは「私は」と言っています。Bさんの言っているのは、「あなたはこんな味が好きなの?」という内容ですね。実際に「あなたが」と口にしていなくても、誰が主語になるかを考えてみるとわかります。
「I」メッセージか「YOU」メッセージか、が重要なのです。

「私はこれが苦手」と言っているのは自分の意見を伝えているだけなので、「NO」を伝えているということです。
「あなたはこれが、美味しいと思うの?」という言い方は、「あなた」の好みにダメ出しをしているのですから、「否定」になります。
「あなた(の意見)はダメ」ではなく、「私はこう思う」と伝えるのが「NO」を伝えることです。

特に、「え、(あなたは)そんなのが好きなの?」というような否定の仕方は、わざわざ言わなくてもいい余計なひと言ですね。

このひと言を言わないことができるかどうか、が、〝感じがいい人〟と思われるか、〝感じが悪い人〟認定されるかの差なのです。

前述の男性にもこのようなことをお伝えしました。

そして彼はIメッセージとYOUメッセージの違いを理解したうえで、少しずつではありますが、本当に無理なことやイヤなことには「NO」と言うことを実践していったのです。やがて無理な頼まれごとや相談ごとが徐々に減っていき、必要以上に抱え込むことがなくなっていきました。

また、ご自分の現状や苦手なことを相手に伝えることによって、自分自身の気持ちがラクになったそうです。

3カ月くらい経つ頃には、「NO」と言うことで、かえって相手と率直にやり取りができるということにも気づき、人づきあいがスムーズになったのです。

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文=大野萌子

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