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2026.01.25 18:00

仕事がつまらない? 2026年「幸せな仕事人」になるための4つの鍵

「仕事を楽しむ」という考え方は、時代遅れなのだろうか(Shutterstock.com)

「仕事を楽しむ」という考え方は、時代遅れなのだろうか(Shutterstock.com)

2025年の年末、LinkedInでこんな投稿を見かけた。「2025年末の時点でまだ仕事に就いているなら、そのことに感謝しよう」

この投稿には今、人々が仕事に対して抱いている本音がよく表れている。背景にあるのは上昇する失業率や、AIに仕事を奪われるのではないかという不安だ。その一方で、人々の心の奥底には「仕事はそもそも幸福に反するもの」「雇用主は搾取的で、従業員は搾取される被害者だ」という考え方も根付き始めているようだ。

国際的な独占企業が、中小国のGDPを上回る売上高を有しながら何の咎めも受けずに経営を続けている、といったニュースがあふれる現状では、こうした考え方が生まれるのも仕方ないのかもしれない。もう十分過ぎるほど裕福な経営者をさらに豊かにするための滅私奉公など、したくないものだ。こうして人々は「静かな退職」を選び、自分ファーストを掲げ、できる限り欠勤する。労働を制限することでバランスをとり、布団にくるまって過ごしたりドラマを一気見したりすることで、小さな満足感を得ているのだ。確かにこの不安定な時代には、休息が必要なときもある。しかし「仕事を楽しむこと=時代遅れ」と考えることは、実は私たちの精神衛生にとって良いことではない──それにしても、仕事を楽しむことは本当に時代遅れになってしまったのだろうか。

例えば英国では労働者の60%が中小企業で、18%が公共部門で働いている(国家統計局のデータより) 。中小企業は人々の生活と密接に結びついており、公共部門は社会の基盤そのものだ。こうした組織で「手を抜きながら働く」ことは、「経営者へのダメージ」よりもむしろ「社会へのダメージ」になりかねない。

私が関わっている発達障害や身体障害を持つ人々のコミュニティでは、何十年にもわたり、雇用率の向上にとり組んできた。私たちの願いは、より多くの人が仕事に就き、キャリアを積み、潜在能力を発揮することだ。研究によると、働くことはアイデンティティの確立や社会の一員であるという実感を得る上で不可欠であり、良い仕事は心の健康にもつながるという。もちろん誰もが理想の仕事を持てるわけではないし、選択の自由があるわけでもない。しかし、すでに良い仕事に就いている、あるいは選択できる立場にあるなら、より良い仕事時間を作るために主体的に行動してみよう。常に受け身でいることや「働かないように働く」ことは、自分の可能性を潰すことになっていないだろうか。

次のページから、働く楽しさをとり戻すための「4つの鍵」を紹介しよう。

次ページ > 研究で明らかになった、「同僚」の効能

翻訳=猪股るー

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