何気なく話した言葉で、相手をムッとさせてしまった経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか。相手に言葉を伝える時は「否定」ではなく「肯定」で伝えるのが、感じが良くなるポイントです。具体的なコツについて、心理カウンセラーの大野萌子さんの著書『いつも感じがいい人はこんなふうに話している』(アスコム)より、一部抜粋、再編集してお届けします。
「普通こうだよね」は押し付けがましい言葉
「普通、(会社の)打ち上げには出席するよね」
あなたが、同じ職場の人からこう言われたら、どう思いますか?
少し、ムッとするかもしれませんね。
なぜなら、こちらの意思を尊重しない強制的な響きがあるからです。これでは、言われた側は安心できません。
「参加してくれると嬉しいけど、どうする? 都合が合わなければ無理しないでね」のように、まずは相手に聞く、相手の自由意思を脅かさないことがポイントです。
「あの映画すごく面白かった!」と同伴者が言った時は、「確かに面白かったけど、少し長かったよな」と思ったのであれば、正直に自分の感想を話せばいいのです。別に相手に合わせておべんちゃらを言う必要はありません。
ただし、最初のひと言は「否定」ではないほうがいいでしょう。
例えば、「あの映画すごく面白かった! 少し長かったけど、最後まで引き込まれたね」のように肯定、否定、肯定の順番で、「肯定サンドイッチ」をつくると一気に印象が変わります。
最後に否定がくると、否定が強調されてしまうので、真ん中にもってくるのがコツです。
「仕事だいぶ進んだね」と仕事のパートナーが話した時は、「まだ先は長いよ」と思っていても、否定から入らずに「そうだね、だいぶ進んだね。この調子であと少し進めるとゴールが見えそうだね」というように、相手の言ったことを繰り返す(肯定する)+前向きな言い方でもっと頑張ることを伝えるのがいいでしょう。



