感じがいい人になるのにスキルもセンスも不要
難しくはありません。
相手から見て安心できる人になるには、いってみれば相手に対して余計なひと言を言わない、ということに尽きます。
よく勘違いをされるのですが、「感じのいい人」とは、話の上手い人や、楽しい人、面白い人ではありません。そうした「愛される人」になろうと思えば、ノウハウやスキルが必要です。例えば、話の面白い人になろうと思えば、トークスキルを身につける必要があります。ユーモアのセンスも必要かもしれません。
しかし、感じのいい人になるのに、会話のスキルやセンスは必要ありません。意識すべきは、相手の心理的安全性を脅かす表現をしないこと、ただそれだけでいいのです。
相手が話した内容を否定もジャッジもしない。感じがいい人はこれを自然と実践しています。感じがいい人を目指すなら、これはかなり大事なポイント。
簡単なようでいて、意外にできない人が多いことなのです。
ほかにも、安心できない言葉のひとつに「あなたはいいわよね」という言い方があります。
一見すると相手への羨望や共感のようにも思えますが、実際には不満、時には嫉妬や皮肉が込められていることがあり、否定的ニュアンスを含んでいます。
相手は「責められている」「妬まれている」と感じることもあり、心を閉ざすきっかけになりかねません。「共感」ではなく「比較」を前提とした言葉は、安心感よりも緊張感を生みます。
つまり、会話が「勝ち負け」になるのです。
相手の状況を「いい」と断定することで、暗に「自分は損している」と伝える対立構造になり、話し手も聞き手もマイナスの感情に引き込まれやすく、気まずさや疲労感を生みます。
ポイントは「比較」の会話から降りること。シンプルに「共感」すればいいのです。
そして最後に前向きな一言を添えてみましょう。
(言い換え例)
「その状況、羨ましい。私もそんなふうになれたらいいな」
「今の私にはちょっと難しいけど、あなたの話を聞いて希望が持てた」
「○○さんのような上司と働けると、学びが多そうですね」
あるいは、「あなたはいいわよね」と言ってしまう人は、本音では相手に嫉妬しているのかもしれません。決して嫉妬が悪なのではありません。嫉妬も人間の自然な感情の一つ。嫉妬している自分を責める必要はありません。
ただし、感じがいい人になりたければ、その嫉妬心を表面に出さないほうがいいでしょう。
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