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2026.01.23 12:00

日本市場の混乱でウォーレン・バフェットが「思わぬ勝者」となった理由

Daniel Zuchnik/WireImage

かつては日本に懐疑的だったバフェットも、パンデミックの最中に総合商社が純資産価値を下回る水準で取引されていたことに気づき、それらの企業を高く評価するようになった。「我々は単純に財務記録を見て、その株価の安さに驚いた」と、バフェットは2025年の株主への手紙の中で振り返っている。さらに彼は総合商社に、バークシャー自身と通じる精神を見いだした。商品、物流、製造、金融にまたがる多角的な事業を展開する総合商社は、バークシャーのコングロマリットモデルと重なる存在だったのである。

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もっとも、バークシャーのこの取引にリスクがないわけではない。日本の利上げペースが加速すれば、円相場の方向性が変わり、為替換算による利益押し上げ効果が薄れる可能性がある。また、総合商社は依然として実体経済や商品価格の変動にさらされている。

ボイヤーは、バークシャーへの投資家は、この成功した日本への投資を「これから何が起こるのか」という視点で評価すると述べる。「投資家が注目しているのは、今後も同様の機会が現れるのかどうか、そして人々がこれからもバークシャーとビジネスをしたいと思うのかどうかだ」と、ボイヤーは語っている。

forbes.com原文

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翻訳=江津拓哉

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