人はしばしば、知性を「頭の回転の速さ」として思い描く。賢い人とは、反応が素早く、意見がはっきりしており、物事を明確に理解している人物だと想像しがちである。しかし、非常に知的な人々が常に素早く考え、冷静で、決断力があるとは限らない。むしろ、彼らの思考はより様々なものを考え、より遅く、そしてより葛藤に満ちていることもある。
心理学者としての私の仕事の中で、高い認知能力を持つ人々は、その思考習慣が私たちの想定する「知性の姿」と一致しないために、しばしば誤解されていることに気づいた。こうした傾向は「考えすぎ」「優柔不断」「ためらい」などとレッテルを貼られがちだが、実際には、より深い認知処理を反映している場合が多い。
本稿では、表面的には「奇妙」に見えながらも、適切な条件下では一貫して高い知性と結びつくことが多い、3つの思考パターンを紹介しよう。



