リーダーが使える問いかけの実例10選
ガスケルとウィットモアの著書では、最後の方で、リーダーがチームを力づけ、望ましい成果を引き出すのに使える、10の効果的な問いかけが紹介されている。
1. 私がいないとしよう。どうする?
2. あなたが答えを知っているとしたら、それは何だろう?
3. 制限が一切ないとしたら、どうする?
4. 友人や同僚が同じ状況にあったら、あなたはどう助言する?
5. 名前を知っている人でも、想像でもいい。「最高の賢者」と対話したら、どうするように言われると思う?
6. ほかには?(相手の回答が終わるタイミングで問いかけて、沈黙する。相手の創造性を引き出し、さらなる発言をうながす)
7. 次は何を掘り下げたい?(1対1の評価面談で特に有効。目標設定、計画作りに焦点を当てて、今後のキャリアをどうしていきたいのか問いかけるときに使う)
8. これからの方向性をどうすべきか、私にはわからない。あなたはどうしたい?(こちらの弱さを認めることで、相手に責任感を与える)
9. 本当の問題は何だろう?(核心に直行するのに役立ち、無駄な堂々巡りを回避できる)
10. あなたは、10段階で言うとどの段階までコミットできているだろうか? それを10にするには何が必要だろうか?
問いかけのタイミング
こうした問いかけが最も効果を発揮するのは、相手から自己認識、主体性、誠実さ、高い創造性を引き出したい時だ。特に有効な状況やシナリオを紹介する。
・チームメンバーとの1対1の評価面談、キャリア相談、査定
・チーム会議でのブレインストーミング
・社外研修や合宿
・ステークホルダーとの戦略会議、企画会議
・従業員のやる気を回復させたい時
・メンバー間の摩擦や不満への対応
・プロダクト企画の初期段階
・会議や研修で空気が重いとき、発言者が偏っているとき、結論が出ないとき
問いかけのスキルを身につけるには
以上で紹介してきた問いかけを、今日から職場で実践してみよう。次の会議で試してみよう。行き詰まっている友人や同僚に投げかけてみよう。10選をプリントして、デスクに置いたり、付箋にしたり、デスクトップに固定したりして、簡単に参照できるようにしよう。
可能性の地平が広がるのに気付くだろう。会議が面白くなり、創造性や生産性が高まるのがわかるだろう。そのフィードバック、結果、効果は記録しておこう。
2026年は、相手の探究心を刺激する問いかけを行うことで、さらに成果を出せるリーダーへと成長していこう。


