「ホットペッパーグルメ外食総研」の田中直樹所長は、メニュー名については「今しか食べられない」ことを演出する名称が、体験できるのは今だけ、早く行かないと、という心理を刺激するのではないかと分析している。また「限定」や「天然」や「朝採れ」といった「こだわり」系の言葉も、「食べる価値」が伝わりやすく、支持を集めたと指摘する。つまり人気のメニュー名には「食べる理由がすぐ伝わる」特徴が共通しているということだ。
「表現」においては、上位の言葉は食感を連想させ食欲に訴える力が強いという。「サクサク」、「カリッと」、「パリパリ」などの擬音系は、ジャンルや提供シーンが限定されるため「万人受け」しづらいとのこと。さらに、「天使の」、「気まぐれ」、「恋する」などの比喩表現は、料理のイメージが浮かびにくいため魅力を感じさせないという。
たしかに、一時流行した「シェフの気まぐれ……」は、今ではお笑いのネタにされるほど「わけのわからない」メニュー名の代表となっている。食べる価値、味や食感が素直に伝わる表現が食欲をそそるということだ。


