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2026.01.26 15:15

経営者にブレない軸をつくる究極の内省プロセス──「社長とは何か」哲学する

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10年前と同じ言葉を使い続けていないか?

このやり取りを通じて、彼の中で「社長とは何か」という定義は、さらに立体的になっていきました。もはや、単なる個人の美徳の話ではありません。自分がどのようにあり、それによってどんな人を集めていくのか。組織づくりの起点になる存在こそが社長なのだ、という視点です。

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ここで大切なことは、「社長とは利他的である」ことを正解にすることではありません。重要なのは、自分の役割を、自分の言葉で定義すること。その定義を、問いを通じて多面的に考え、つくり上げていくこと。そして、環境や自分の変化に合わせて、更新し続ける覚悟を持つことです。

もし今、あなたが経営者として10年前と同じ言葉を、何の違和感もなく使い続けているとしたら、それは、定義が更新されていないサインかもしれません。環境が変わり、組織が変わり、社員も変わっているのに、経営者としての役割の定義だけが変わらないとしたら、それは不自然ではないでしょうか。

ぶれない軸とは、「ひとつの答えを持つこと」ではありません。問いを持ち続け、考え続ける姿勢そのものです。「社長とは何か」、この問いに都度、自分なりの言葉で答えを見つけ、定義し直していく。その積み重ねこそが、ぶれずに社長という役割を果たすための、唯一の土台なのだと思います。

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あなたにとって、「社長とは何ですか?」。今日、あらためて問い直してみてください。

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文=鈴木義幸

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