筆者は、TOEFL iBT 34点(TOEIC 330点相当)からスタートの非ネイティブにして、某米国大手EC企業本社で2年連続、年間MVP受賞を勝ち取った経験の持ち主です。
米国本社から日本支社へ転籍した後のそんな僕は、ある日妻から「フランス赴任になるかもしれないけど、どうする?」と言われます。パートナーのフランス赴任を「応援したい・ついていく」という気持ちはすぐに固まったものの、そこからが大変━━。
具体的にどのタイミングでどのような形でか、を模索する旅が始まったのです。
何度かの「コーヒーチャット(リモートも含めて採用担当者と1対1で歓談・関係構築する手法)」を重ねた結果、欧州のマネージメント間でも、主要メンバー内で、「なんだかやばい日本人いるよね、可哀想だから誰か拾ってあげてよ」と共通認識・話題にされるにまで至りました。
そして、自らポジションの職責を再定義・提案していくこと、勤務国の検討対象拡大、そして自分という人材のピボット・差別化を考えていく道のりが続きますが、コーヒーチャットに注力してから6カ月ほど経ったころ、状況が動き出します━━(ここまでの話は 20カ国就活記! 米大手ECで僕が「欧州 時計・宝飾品統括事業部長」になるまで へ)
スクリーニング・インタビューへ!
この段階で、実際に応募したのは10件にも満たなかったものの、それらからスクリーニング・インタビューへ呼ばれ始めたのです。ここでは、そのうち、いくつかの印象的であったものを取り上げます。
1カ国目:アイルランド
スクリーニングの面談2件を経て、最終ラウンドのループインタビューに呼ばれた最初のケースは、アイルランドにおける事業立ち上げ責任者(カントリーマネージャー)の案件でした。事業立ち上げのみならず、イギリスも含めた、アイルランド周辺の土地勘・地元政財界やメディア等とのコネクションも求められるポジションで、なぜ日本人が応募してきているの?、という反応がありつつも、スクリーニングでの上長とのフィット感の高さや、職責に関してのやりがい感などが非常に高く、私の中では最優先としたいポジションでした。
ループインタビューに呼ばれ、当然ながらリモートでのインタビューを提示されたものの、リモートにはPCの背後の壁面に事前に準備した想定問答を大量に張り付けて臨める、面接者との距離感を保てるなどのメリットもある一方で、私の優先順位は、明確に現地での対面インタビューでした。
なぜなら、日本語訛りの英語で、初見で深い意思疎通をはかるには、非言語コミュニケーションも駆使して相互の理解度を体感しながら進行する必要がある、また付随的に優先度の高さを伝えることができるからです。



