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2026.01.21 09:00

グリーランド巡る対立激化でS&P500が下落、「恐怖指数」も11月以来の高水準

Michael M. Santiago/Getty Images

今後1カ月間におけるS&P500の変動予想を基に算出され、「ウォール街の恐怖指数」とも呼ばれるシカゴ・オプション取引所ボラティリティ指数(VIX指数)は、20日に急上昇し、2025年11月以来の高水準に達した。この指数は通常、S&P500と逆方向に動く。VIX指数は2025年4月、トランプが米国の貿易相手国に対する「解放の日(リベレーション・デー)」関税を発表した後に急騰している。

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トランプは第1期政権でもグリーンランドの取得に意欲を示していたが、第2期政権の初期段階で改めてこの構想を強めており、ここ数週間で、本件をめぐる発言はさらに加速している。トランプは国家安全保障を理由に、米国がグリーンランドを支配すべきだと主張し、最近では、中国とロシアがグリーンランドの支配を狙っているとも述べている。

デンマークおよびグリーンランド当局は過去1年にわたり、こうした提案を繰り返し拒否してきた。2025年3月には、デンマーク外相のラース・ラスムセンが、トランプの発言は「親密な同盟国に対して使う言葉ではない」と述べている。さらに2026年1月、デンマーク首相のメッテ・フレデリクセンはグリーンランドは「売り物ではない」と述べ、米国がグリーンランドを攻撃すれば北大西洋条約機構(NATO)同盟は存続できず、「第二次世界大戦後の安全保障体制も崩壊する」と警告している。

forbes.com原文

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翻訳=江津拓哉

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