ノーベル平和賞への言及やAI画像の共有を通じ、グリーンランド掌握の意図を強調
トランプは、自身がノルウェー首相に送った書簡に関する報道についてコメントする中で、グリーンランドの掌握に向けた最近の攻撃的な姿勢を、自身がノーベル平和賞を受賞できなかったことと結び付けた点を指摘されると、「ノーベル賞など気にしていない」と記者団に語った。さらにトランプは、「まず第一に、非常に立派な女性が、私にはその価値があると感じ、本当に私にノーベル賞を与えたいと思ってくれた。それに感謝している」と付け加えた。
これは、ベネズエラの反政府指導者であるマリア・コリナ・マチャドが先日、自身が2025年に受賞したノーベル平和賞のメダルをトランプに贈呈する決断をしたことを指している(実際には賞自体の譲渡は不可能)。
その後トランプは、デンマークはグリーンランドを防衛する能力がないとする主張を改めて強調し、同地域に対するデンマークの主権を再び疑問視した。「彼らには守れない。そして、500年前に船がそこへ行き、その後去ったからといって、それで土地の所有権が与えられるわけではない。我々はいろいろな人々とこの件について話し合うことになる」と、トランプはマイアミで記者団に語った。
AI生成とみられる画像を共有し、北極圏に米国旗を立てる姿を示す
トランプは、J・D・バンス副大統領およびマルコ・ルビオ国務長官と並び、北極圏の領土に米国旗を立てる自身の姿を描いたAI生成とみられる画像を共有し、グリーンランドを掌握する意図を一層強めているように見えた。さらに、欧州の主要指導者たちに囲まれて大統領執務室で演説する自身のAI生成画像や、カナダ全域、グリーンランド、ベネズエラが米国領として示された西半球の地図も共有した。
英国によるディエゴ・ガルシア島の移管決定について、国家安全保障上の愚行だと主張
別のトゥルース・ソーシャルへの投稿でトランプは、米国にとって重要な同盟国である英国に対し、インド洋に位置し、英国と米国の軍事基地を擁するディエゴ・ガルシア島の主権を、イギリス連邦加盟国の1つであるモーリシャスに移管する決定を下した件について激しく非難した。
「驚くべきことに、我々の『優秀な』NATO同盟国である英国は、極めて重要な米軍基地が存在するディエゴ・ガルシア島を、まったく理由もなくモーリシャスに譲り渡そうとしている」。
トランプはさらに、「中国とロシアはこの完全な弱さの行為に気付いている。彼らは強さしか認めない国際的な大国だ」と述べた。
「同盟国の愚行こそが、グリーンランドを獲得しなければならない理由」
続けてトランプは、「英国が極めて重要な土地を手放すことは甚だしい愚行であり、これも、数多く存在するグリーンランドを獲得しなければならない国家安全保障上の理由の1つだ。デンマークとその欧州の同盟国は正しい行動を取らなければならない」と付け加えた。
2025年、英国はディエゴ・ガルシア島を含むチャゴス諸島をモーリシャスに移管する協定に署名し、モーリシャスの長年の主張を認めた。ただし、この協定には、ディエゴ・ガルシア島にある軍事基地について、英国が99年間のリース契約により管理を維持することを認める条項が含まれている。


