サイエンス

2026.01.26 07:15

イヌが大好きなものを見たときの4つ表情 ストレス状態の判断も可能に

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研究グループが開発したこの「簡便な手法と客観性の高い解析方法」を組み合わせた試験は、いろいろな分野に応用できる可能性があるという。たとえば、明らかな身体症状がない疾患を患ったイヌは病気が見落とされがちだが、そのときの体調や状態やQOL(生活の質)を表情から判断できるとなると大いに助かる。

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長い間ストレスにさらされると、イヌは好きなものを見ても反応が鈍くなる無快感症を示すことがある。大好きなおやつを見せても上記の表情を示さなければ、QOLの低下が疑われる。反対に、表情が豊かになれば、治療により改善しているとも推測できる。

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ただし、現時点では「表情変化がQOL変化の最初の指標となるかは不明」なので、これらの表情だけで疾患やQOLの状態を判断するのは危険だと研究グループは釘を刺す。あくまで指標のひとつと考えるべきとのことだ。この分野での本格的な応用には、さらに詳しい研究が待たれる。

ともかく、イヌとのよい関係を築くには、イヌが全身から発するさまざまなシグナルを見逃さないことが大切だ。この4つの表情は、イヌとの絆を強化する新たな要素になるだろう。

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プレスリリース

文 = 金井哲夫

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