北米

2026.01.20 11:00

イーロン・マスク、アイルランドLCCのライアンエアー買収を示唆

Win McNamee/Getty Images

Win McNamee/Getty Images

イーロン・マスクは米国時間1月19日午後、Xへの一連の投稿で、アイルランドの格安航空会社であるライアンエアーの買収について公に言及した。経営が厳しいとされる同社の買収を検討する可能性を示した最新の発言である。

マスクは、機内へのWi-Fi導入に否定的とも受け取れる、ライアンエアーのウィットに富んだXへの投稿に反応し、「君たちを買うにはいくらかかるのか」と問いかけた。さらに「ライアンエアーの責任者にはライアンという名の人物を据えたい。本来そうなる運命だ」と付け加えた。

その直後、マスクは自身のXに、ライアンエアーを買収すべきかどうかを問う投票を「プロフィールに固定」して表示した。

米東部時間19日午後3時30分直前の時点で、この投票には約30万票が集まり、79%のユーザーが賛成票を投じていた。

マスクは、スペースXのスターリンク衛星を通じて、航空機向けの機内Wi-Fiサービスを提供している。

ライアンエアーは上場企業であり、マスクが経営権を得るには、敵対的買収を仕掛けるか、株主に対して買収提案を行う必要がある。

「イーロン・マスクのことなど一切気にする必要はない。彼はバカだ」。ライアンエアーのマイケル・オリアリーCEOは、先日配信されたポッドキャストでこう語り、マスクの怒りを買った。「彼は非常に裕福だが、それでもバカだ」。

オリアリーは、スターリンク衛星に接続するために航空機上部へ設置するアンテナの費用は年間2億ドル(約316億円)から2億5000万ドル(約395億円)にのぼるため、マスクのサービスは手が出ない価格だと述べていた。

15日に公開されたポッドキャストの短尺動画で、オリアリーは、ライアンエアーの機体にスペースXのスターリンク衛星インターネットを導入する案を否定したほか、イーロン・マスクは飛行や空気抵抗について「何も分かっていない」と語った。その翌日、マスクはこの映像に公に反応し、オリアリーを「完全なバカだ」と呼び、「彼を解任しろ」と付け加えた。これを受け、あるユーザーがライアンエアーを買収してオリアリーを解任するよう提案すると、マスクは「いい考えだ」と応じ、関心を示した。

その後、16日にXが大規模な障害に見舞われた直後、ウィットに富んだ投稿で知られるライアンエアーの公式アカウントは、「もしやWi-Fiが必要なのでは」と皮肉を投げかけた。これに対しマスクは、ライアンエアーを買収し、名前がライアンの人物をトップに据えるかもしれないと示唆して反撃した。この一連の投稿は、19日午後の時点で950万回の表示を記録していた。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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