米国大豆輸出協会は中東やメキシコなど、新たな市場の開拓に注力
私はこのほど、中国への輸出関連で話を聞こうと米国大豆輸出協会の最高経営責任者(CEO)のジム・サターにインタビューを申し込んだ。そのときサターは、米国産大豆の購入国として現在第9位のパキスタン、第3位のエジプト、そしてサウジアラビアを訪れていた。
サウジアラビアなどの市場は、品質と持続可能性に関心
サターはメールで「今日サウジを出発するところで、この国の市場における米国産大豆の可能性について楽観視している」と述べた。サウジは現在第24位の購入国だ。「米国ではミールの供給が拡大しており、サウジが最近輸入しているのもミールだ。サウジと米国の二国間関係は強固で、我々のシェア拡大に役立つはずだ」。
「サウジは品質と持続可能性の両方に強い関心を持っているようだ」とも説明した。
「大豆に対する世界の需要は引き続き増加している」と同協会は声明で述べている。「人口が増え、経済が成長するにつれて中間層の人口が増加し、それに伴い、家禽類や卵、豚肉、魚といった動物性タンパク質の需要が拡大する。大豆はそうした動物に与える飼料を通じて動物性タンパク質の需要を満たすために不可欠な要素だ」
また「持続可能性も強調すべきところだ。米国産大豆は主要供給国の中で最も二酸化炭素排出量が少なく、多くの国や顧客はその点を評価している」とも書いている。「米国の作付け面積は増えているわけではないが、少ない農地で多く生産している」。
協会も、そして協会が代表する農家(その95%は小規模農家だ)も、中国との貿易戦争が輸出に与えた影響、そして新たな買い手を必要としている現実を痛いほど理解している。
メキシコが米国にとって最大の貿易相手国となり、大豆購入でも2位に浮上
買い手となる国の1つは米国から遠くない。米国の対メキシコ赤字は対中国赤字よりわずかに小さく、米国産大豆の輸出におけるシェアでも同様の構図だ。
輸出入の両方で米国にとって世界最大の貿易相手国であるメキシコは現在、米国産大豆の第2位の買い手となっており、全体の14.67%を占めている。20年以上もの間、中国のシェアに10ポイント以内に迫る国は存在しなかったが、昨年1〜10月の差は4.82ポイントにまで縮まった。


