自分の心に重くのしかかっていることを他人に伝えるには、想像以上の勇気が必要だ。それは、何かの告白であることもあれば、恐れ、傷つき、あるいは長く抑え込んできた秘密であることもある。また、時には、ただ何かを伝えたいだけのこともある。
相手が子どもであれ、パートナーであれ、家族や友人であれ、感情を開示する行為は、ほとんどの場合リスクを伴う。それは、私たちが日々懸命に守っている、自分の柔らかく無防備な部分をさらけ出すことだからだ。
このため、相手が心を開いてくれた直後に何をすべきかは、私たちが考えている以上に重要なことである。心理学の研究は一貫して、弱さに対する反応が、その人が将来にわたって安心感を感じられるか、受け入れられていると感じられるか、そして再び共有しようと思えるかを左右することを示している。うまく対応できれば、こうした瞬間は2人の距離をこれまで以上に縮めてくれる。しかし、対応を誤れば、心の扉は閉ざざれてしまうかもしれない。
心理学的な観点から見ると、誰かが心を開いたときに役立つ行動は多い。一方で、確実に有害となるような行動もいくつか存在する。そこで本稿では、その中でも特に有害な2つと、それがなぜ想像以上の悪影響を与えてしまうのかを説明する。



