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2026.01.21 17:00

弱さや秘密を打ち明けられたときに「絶対にしてはいけない」2つの反応

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2.相手の体験を疑ったり、否定すること

それが感情的なものであれ、実際のものであれ、人はほとんどの場合、他人の体験を軽視したいと思っているわけではない。しかし、以下のような一見もっともらしい言葉が、そうした軽視として相手に捉えられることがある。

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・「本当にそこまでひどかったのか」
・「考えすぎではないか」
・「そこまで動揺するほどのことには聞こえない」

紙の上では穏やかで合理的に見えるこれらの言葉も、心理学的には決して無害ではない。

誰かが何かを打ち明けているとき、その人は、話している内容を評価してほしいわけではない。感情が客観的に正当かどうかや、取った行動が必要だったかどうかを判断してもらう必要もない。

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実際に行われているのは、その体験が自分の世界、すなわち心、人生、神経系の中でどのように刻まれたかをあなたに伝えることだ。この観点からすると、その体験を疑うことは、その人の現実が信頼できない、あるいは最悪の場合、現実ではないと言うのと同じである。

学術誌『Borderline Personality Disorder and Emotion Dysregulation』に掲載された2022年の実験研究は、感情の肯定と否定が感情反応にどのような影響を与えるかを検証した。参加者は感情を喚起する脚本を聞いた後、自身の感情に対して肯定的、あるいは否定的なフィードバックを受けた。

研究者の予想どおり、肯定はネガティブな感情強度の低下と関連していた一方、否定は一貫して苦痛を増幅させた。特に注目すべきなのは、否定の有害な影響が、参加者の感情調整の困難さの水準に関係なく広く見られた点である。

言い換えれば、誰かの感情を疑ったり切り捨てたりすることは、ほぼ確実に状況を悪化させ、より深い恥や悲しみを生むということである。一方、相手が肯定してくれた時は、感情の調整がはるかに容易になる。

一部の人が考えるように、感情的な体験を問いただすことは、相手が「より冷静に考える」ための助けにはならない。むしろ、打ち明けたこと自体を恥じさせたり、後悔させてしまったりするだけである。さらに重要なのは、相手が誠意をもってあなたと共有しようとした会話そのものを閉ざしてしまう点である。

そもそも、その開示は関係上のリスクを伴っている。そして心を開いてくれた後にその内容を否定することは、将来どこで、誰に共有すべきかについて、相手をより慎重にさせるだけである。

心理学的に見ると、感情の開示とは、安心と受容を求める試みである。その内容について問い詰めることは、相手が取ったリスクを後悔の念へと変えてしまう。相手はこれから、あなたに話すのをやめたり、話題を変えたり、それがどれほど重要なことであっても今後すべてを共有することを止めてしまうだろう。さらに悪いことに、安全な相談相手としてのあなたへの信頼が減ってしまう。

誰かを信じるということは、その人が導き出したすべての結論や、取ったすべての行動への支持を意味するわけではない。相手は、その感情が現実であるとあなたが受け入れてくれることを求めているに過ぎない。あなたの役割は、尋問することではない。ただ、その体験の証人となることだ。それこそが、相手が心を開くためにあなたのもとを訪れた理由なのだから。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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