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2026.01.26 09:45

ドコモも参入するスマホ衛星通信、先行するKDDIの勝算とマネタイズの課題

Getty Images

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2025年に始まった、イーロン・マスク氏が率いる米スペースX社の低軌道衛星「Starlink」とスマホが直接通信できるサービスとはどのようなものなのでしょうか。携帯ジャーナリストの石野純也さんの著書『通信ビジネス』(クロスメディア・パブリッシング)より一部抜粋・再構成してご紹介します。


一気に広い範囲をカバーできることが特徴

基地局と言えば、鉄塔やビルの上に建設されたものを思い浮かべる向きが多いと思いますが、空の上に浮かぶ衛星と通信するサービスも存在します。静止衛星や周回衛星を経由することで、電話やネットなどの通信が可能なサービスは、災害時や航海などで利用されてきました。地上にある基地局とは違い、高い場所からエリア化することで、一気に広い範囲をカバーできるのが特徴です。 

ドコモが提供している「ワイドスター」は、その一例です。KDDIも、「イリジウム」や「インマルサット」という衛星を使ったサービスを提供しています。一方で、これらを利用するには、専用の携帯電話端末が必要になります。機器は大型で、一般的なスマホや携帯電話のように、肌身離さず持ち運んで使うというわけにはいきません。そのため、一般に普及しているというより、企業や官公庁が緊急時のために導入しているのが一般的。船舶で利用されるケースもあります。 

これに対し、2025年からは、スマホと低軌道衛星が直接通信できるサービスが始まっています。通信を可能にしたのは、イーロン・マスク氏が率いる米スペースX社の低軌道衛星「Starlink」です。 

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文 = 石野純也

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