老舗MVNOのIIJも、日本航空とタッグを組むことで「JALモバイル」を立ち上げました。IIJもMVNEを展開している企業の一社ですが、JALモバイルではIIJmioの料金やサービスがそのまま提供されています。ただし、通常のIIJmioとは異なり、JALのマイルがつくほか、JALのマイルが使いやすくなる特典も用意されています。これによって、JALはマイルだけでなく、通信回線でも利用者を囲い込めるようになります。
エックスモバイルやIIJはMVNOですが、大手通信事業者の中にも、同様のホワイトレーベルを事業化している会社があります。KDDIの手がけるオンライン専用ブランドの「povo」です。povoは、利用者自身がトッピングという形で自由にデータ容量を買い足していける仕組みが特徴。これを応用して、協業先のデジタルクーポンやサービスがついたトッピングを販売していきました。たとえば、ローソンと協業したトッピングを買うと、データ容量とは別にからあげクンのクーポンがついてくるといった具合です。
それを一歩推し進めたのが、協業相手のブランドでサービスを展開するという取り組み。エックスモバイルと同じ、ホワイトレーベルです。現時点では、動画配信サービスなどを手がけるDMMが「DMMモバイルPlus」というサービスを提供しており、データ容量に同社のポイントがセットになったトッピングが用意されています。
ホワイトレーベルに特化したMVNOも登場
ここまで挙げてきた会社は自社でも通信事業を展開しつつ、ホワイトレーベルとして他社に回線を貸し出していましたが、ホワイトレーベルに特化したMVNOも登場しました。ソニーネットワークコミュニケーションズから分社化したミークの子会社が手がける、ミークモバイルがそれです。ミークモバイルはあくまでMVNOの一社ですが、自身では直接サービスを提供せず、提携先の企業に利用者の獲得を任せています。
ただし、利用者が実際に契約するのはミークモバイル。他のホワイトレーベルと同様、通信料収入はミークモバイルに入ります。その一部を手数料として提携先の企業に渡し、ポイント還元やクーポン発行の原資に充ててもらうというのが同社のビジネスモデルです。
ミークは、MVNEとして他のMVNOを支援してきましたが、非通信事業者の参入が増えてきたことから、このようなプラットフォームを立ち上げたと説明しています。手軽に通信事業に参入できるプラットフォームが広がっていることから、今後、より多くの企業から「〇〇モバイル」と銘打ったサービスが登場することになりそうです。
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