キャリア・教育

2026.01.29 10:15

「他人を変えたい」と頑張っている人がガッカリしてしまう真実

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そのことについて、チャーリー・マンガーは次のように注意を促している。「みじめな人生にしたければ、相手を変えるつもりで結婚しなさい」。

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あなたがすでに結婚している場合には、パートナーの個性を受け入れる(逆も同様で、パートナーもこちらの個性を受け入れる)、あるいは別れよう。

自分の子どもの場合はさらに難しい。別れるという選択肢はなく、寛容になるしかない。

いずれにしても、あなたが自分の子に注ぐ愛情を、子どもたちは、風変わりな性格であっても自分は受け入れられている、と解釈する。

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例外がひとつある。ある人を、ある仲間集団から別の集団に移すことで、その人の性格を少しばかり変えられる。

残念ながら、これは特定の年齢までしか効果がない。もっとも顕著な例は、ティーンエージャーが転校した場合。突然、新しい友人ができ、その友人たちに合わせて行動するようになるからだ。

「性格の違い」は、進化の答え

そもそも、どうして性格は個々に違うのか? これは絶え間なく変化する状況に順応してきた進化の答えだ。

どんな植物も、動物も、まったく同じものは存在しない。それによって全体としての種が生き残る確率が高まるからだ。ある個体は生き残れなくても、ほかの個体は生き残るだろう。

もちろん、同じことが人間にも当てはまる。わたしたち人間がみんな同じ性格だったら、そして、それにより、みんなが同じ方法で問題にアプローチしたら、人間はとっくに絶滅していただろう。

それにしても、わたしたちが「自分」を変えるのは非常に難しい。どうしてか?

それにも理由がある。人は、他者の行動を予測できるときにのみ、効率的に協力し合い、安定した関係を築けるようになるからだ。

コミュニティで大切にされるメンバーになるには、終始安定している必要がある。そして、ほとんどの人々がそのように振る舞う。

結論。性格的な欠陥を改善しようとするのは気高い目標だ。だが、自分のことだけにしておくこと。それでも、するべきことはじゅうぶんあるはずだ。

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文=ロルフ・ドベリ/作家、実業家、訳=中村智子

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