ビットコインと暗号資産の価格は2026年に入って急伸しており、ビットコインは10万ドル(約1570万円。1ドル=157円換算)に迫り、12月の安値から10%上昇した(ちょうどバンク・オブ・アメリカのCEOが、暗号資産について6兆ドル[約942兆円]規模の重大な警告を発したのと同じタイミングだ)。
しかしビットコイン価格は、トレーダーが2026年に米連邦準備制度理事会(FRB)が方針転換すると見込む中でも、10月のピークである12万6000ドル(約1978万円)を依然として大きく下回っている。
ケビン・ハセットが新たなFRB議長に指名される可能性は低い?
こうした中、ドナルド・トランプ米大統領は、金融緩和寄り(ハト派)の経済顧問であるケビン・ハセットが新たなFRB議長に指名される可能性は低いと述べた。ゴールドマン・サックスが「市場に火を付ける大きなきっかけが間もなく訪れる可能性がある」と予測している一方で、トランプ米大統領のこの発言は、勢いを増していたビットコイン価格の上昇相場には痛手となる。
「ケビン・ハセットは本当に優秀です……(ハセットを)動かせば、彼を失うことになります。私にとって深刻な懸念です」と、トランプ大統領がホワイトハウスでのイベントで述べたことをロイターが報じた。
トランプ「ハセットには今の場所にいてほしい」
「率直にいえば、ハセットには今の場所にいてほしいんです」とトランプ大統領は述べた。この発言を受け、予測市場Polymarketでは、ジェローム・パウエルFRB議長の後任としてハセットが指名される見込み(オッズ)が急低下し、対抗馬である元FRB理事のケビン・ウォーシュがほぼ60%まで押し上げられた。
トランプ大統領はここ数カ月、ハセットを新たなFRB議長に指名する意向を繰り返し示しており、12月にはPolymarketでのハセット指名の見込みがほぼ90%に達していた。
その後、フロリダでの別のイベントで、トランプ大統領はFRB議長に誰を指名するかについて決めたと述べた。フィナンシャル・タイムズが報じたコメントによれば、「私の頭の中では、もう決まっています」という。



