Threads立ち上げの背景
Threadsは2023年の開始以来、Xにとって大きな挑戦となってきた。当時Threadsは、マスクが所有する旧Twitterへの不満を抱えたユーザーを取り込もうとした。マスクは旧Twitterを買収した後、認証や投稿内容の管理(削除や表示制限など)を含むプラットフォームの基本機能の多くを見直し、それが一部ユーザーの離脱を招いた。
Threadsの発表に際し、マーク・ザッカーバーグはX上でマスクをからかい、互いに指を差し合う同一のスパイダーマン2体のミームを投稿した。マスクはThreadsの立ち上げに批判的で、同プラットフォームを「ただの写真のないInstagramで、意味が分からない」と評した。また、Twitterを代表する弁護士らは、メタが企業秘密を盗んだとして提訴すると警告した。
ThreadsはInstagramとの緊密な統合から恩恵を受けた可能性が高い。ユーザーはInstagramのログイン情報でテキスト型プラットフォームにサインインできる。Evercore ISIのシニア・マネジング・ディレクターでインターネット調査アナリストのマーク・マハニーは以前Forbesに対し、メタによるThreadsとInstagramの統合は「大きな強み」だと述べ、メタは「その巨大なプラットフォームからThreadsへユーザーを移すことができる」と語った。
ザッカーバーグとマスクの対立
ザッカーバーグとマスクの対立は、少なくとも10年前にさかのぼる。2016年、Facebookの衛星を搭載していたSpaceXのロケットが爆発しザッカーバーグの計画が頓挫した。SpaceXは当時、この爆発を「異常」と呼んだが、マスクは数年後、自身の責任として「バカだった」と述べている。
さらに両者は2017年、人工知能(AI)の規制をめぐって応酬し、ザッカーバーグはマスクを「naysayer」(否定的な論者)だとして退け、マスクはザッカーバーグについてAIに関する知識が「limited」(限定的)だと非難した。
Threadsが2023年にローンチされると、マスクはザッカーバーグと金網の中で実際に戦うケージマッチを持ち出した。UFC社長のダナ・ホワイトは開催を約束したが、マスクが先に手術が必要だと述べたため、計画は宙に浮いた。「もしイーロンが本気で実際の日程と正式なイベントに取り組むなら、連絡の取り方は分かっているはずです」とザッカーバーグは述べている。
フォーブスの資産評価
マスクは世界で最も裕福な人物で、金曜日時点の推定純資産は7193億ドル(約113兆7100億円)である。その多くは、テスラの12%の持ち分とSpaceXの42%の持ち分に由来する。
ザッカーバーグは金曜日時点で世界で6番目に裕福な人物で、推定純資産は2151億ドル(約34兆50億円)だ。これは主にメタの13%の持ち分によるものである。


