ウィキペディアは米国時間1月15日、25周年を祝い、25万人近いボランティア(筆者も含む)の力を借りて、300言語で6500万本の記事を築き上げてきた歴史を振り返った。現在、「25年を費やした人智」というページも公開されている。「あらゆるもの」に開かれた無料百科事典はまた、ウィキペディアを用いて「人間が統治する知識を各自のプラットフォームへ大規模に統合」するAIパートナーを発表して祝った。対象企業にはアマゾン、メタ、マイクロソフト、ミストラルAI(Mistral AI)、パープレキシティ(Perplexity)が含まれ、既存パートナーのグーグル、エコシア(Ecosia)、ノミック(Nomic)、プレイアス(Pleias)、プロラタ(ProRata)、リーフ・メディア(Reef Media)に加わった。
創設者のジミー・ウェールズが最初に書いた言葉は、「Hello World」
25年前、ウィキペディア創設者のジミー・ウェールズが最初に書いた言葉は、当然ながら、プログラマーが新しいプログラミング言語で最初のアプリケーションを書くときによく使う、不朽の「Hello World」だった。
ホームページ以外でウィキペディア初期に作られたページの1つは、まあ当然だが、ウィキペディアとはいったい何かを説明する「概要説明」ページだった。その編集履歴は現在も閲覧でき、米国時間2001年11月6日までさかのぼる。また、現存する最古の編集は米国時間2001年1月15日までさかのぼり、タイトルは「UuU」だ。もともとは「u」で始まる国名の一覧にする意図だった。
かつては疑念を持たれたが、現在は一般的に信頼される存在として定着
ウィキペディアの時代に育った人々は、教師や教授が、オンラインで無料で、しかもすべてボランティアが作成しているという理由で、ウィキペディアの引用を強い疑いの目で見ていたことを覚えているだろう。だが今日では、ウィキペディアは高い評価を得ており、一般に信頼できる情報源として受け入れられている。
無料の知識が、テクノロジー大手にとって重要な商業インフラへと進化
一方、AIは、情報を見つける方法として比較的新しく登場した。何かをグーグルで検索したりウィキペディアを確認したりする代わりに、ChatGPTやGeminiに尋ねることが増えている。これが、ウィキペディアが主要AI企業と企業向けアクセス契約を結んでいる理由である。
これは興味深い進化である。無料でボランティアが生み出した知識の象徴であるウィキペディアが、今やその知識がどのように消費されるかを形作るテクノロジー大手やAIスタートアップにとって、重要な商業インフラとしても機能している。



