サイエンス

2026.01.18 16:00

今年、あなたの飼い猫をもっと幸せにする5つの秘訣 獣医学博士が伝授

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また、中高年期~高齢期の猫は約60%が変形性関節症を患っているが、発見するのは難しいとドクター・ランディは指摘する。

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「猫がソファに飛び乗らなくなったり、普段していた行動をしなくなったりしたことに気づく飼い主もいるが、私たち獣医師は猫の立ち方や座り方を見たり、触診をしてどの程度の痛みがあるかをチェックしたりする。それから痛みをどうコントロールするかを決める。もっとも、多くの場合はサプリメントを処方するだけになる」

5. トイレ環境を最適化する

猫にとって理想的なトイレ環境は「大きく気分が高揚する」要素だとドクター・ランディは言う。家の中の猫トイレは1匹につき1つずつ用意し、さらに予備1つを設置するのがいい。大きめでカバーのないものを、静かで目立たない場所に置こう。

「猫はとても縄張り意識が強い。長く一緒にいる猫同士でも、1匹がトイレを使おうとしている時に他の猫が近くに座っていると、大きな問題行動につながる。どちらの猫にとっても良くない影響がある。したがってトイレを別々の場所に設置することが非常に重要だ」

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トイレは毎日掃除をし、週に一度は猫砂を交換したほうがいいという。粘土系の猫砂は粉塵が喘息などの原因となるため、針葉樹由来の木製や豆腐の絞りかす(おから)を主原料とした猫砂をドクター・ランディは推奨している。

結局のところ、猫は私たちの生活を豊かにしてくれる存在だ。満足げに喉をゴロゴロ鳴らす音には、聞く人を和ませるだけでなく、50歳以上の成人における認知機能の低下を遅らせる効果もある。つまり、猫たちに可能な限り幸せな生活を送ってもらうために私たちが全力を尽くすのは、理にかなっている。

「こうしたささやかな変化を暮らしに取り入れ、猫にもっと幸せで健康になってもらえば、飼い主自身もいっそう幸せになり、健康でいられる。これこそ、まさに『ワンヘルス』の実践だ」

ワンヘルスとは、人や動物の健康とそれを取り巻く環境は相互に繋がっており、包括的に捉えて連携して保全に取り組むべきだという概念をさす。「ここで紹介した対策は、猫の健康だけでなく、彼らの気分や行動も大いに改善できる。そして、それは私たち人間にも良い影響をもたらすのだ」とドクター・ランディは言葉を結んだ。

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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