みえてきた機会━━「噂は聞いているよ!」(コーヒーチャット期その2)
一方で、良かったことも多数ありました。コーヒーチャットを契機に、ヨーロッパの多くのポジションはロケーションフリー(募集要項では勤務地は「フランス外」となっていたが、フランス勤務への変更を交渉可能)であることがわかりました。また、芋づる式に「次はこの人と話してみたら」、「自分のネットワークに広範に推薦するからレジュメを送って」、という機運が高まってきたのです。
気付けば、転籍・転職準備の初期段階の間半年で、欧州各国の経営層80人以上とコーヒーチャットを実施・関係構築しており、活動後期に至る段階では、初対面の相手からも、「噂は聞いているよ!」と言われる始末でした━━。欧州のマネージメント間でも、珍しさや活動量が相まって、主要メンバー内で、「なんだかやばい日本人いるよね、可哀想だから誰か拾ってあげてよ」と共通認識・話題になっていたようです(笑)。
どうピボット・差別化したか
コーヒーチャットを基に、ヨーロッパのポジションを地元・ヨーロッパ圏の人材や英語を母国語とした人材と競うことは容易ではない、普通にアプローチしていても他の欧州人材と差別化できない、ことが明確になってきました。
そこで、まずは、募集要項のポジションの職責にはこだわらず、自分でポジションの職責を再定義・提案していくことにしました。
一例ですが、ある組織が、商品帯ごとに部署をつくっていて部署のリーダーを求めている場合、各部署には特性が異なる取引先が含まれて機会損失が生じ得るので、「自分であれば、日本含め東アジア圏など、ヨーロッパ圏とはビジネス慣習・コミニケーションが大きく異なる取引先を各部署横断でリードできる、それに伴う機会創出の推計値はxxxである」、とポジションのスコープ変更・新設を促していったのです。
このアプローチは非常に好評で、すぐに組織変更を実現できない場合であっても、長期的な機会になると受け止められて、何より、他の欧州人材とは異なる視点として重宝してもらえました。


