ジムトの見解では、トランプは新たな不確実性を加える前に、イランでの現在の波がどのように展開するかを見極めるのが賢明かもしれないという。とはいえ、イランの体制側による弾圧が続く場合、トランプは米国の信頼性を維持するため、脅しを実行に移さざるを得なくなる可能性もある。
歴史の教訓
カマラ・ハリス前米副大統領の国家安全保障担当補佐官を務めたフィリップ・ゴードンは、米国による体制転換の試みに関する研究で「効果的な体制転換をもたらすことができるのは現地の勢力だけであり、外国の介入は一般に、望ましくない結果を招く傾向にある」と結論づけている。このパターンが成立するのは、組織化、治安部隊の行動、国内での正当性といった、成功を左右する変数が、おおむね外部の統制の及ばないところで作用するからである。
これは、外国の関与には効果がないという意味ではない。外部からの支援が逆効果にならず有効に機能するには、まず国内で特定の条件が成立していなければならず、効果はその条件次第だということだ。
イランの現在の蜂起は真のテストケースになっている。経済の現状への絶望、政権の正当性の喪失、世代的な反抗が重なり、過去の波には存在しなかった条件が生まれている。これらの条件が十分なものになるかどうかは、抗議者たちが通信遮断を乗り越えて連携を構築できるか、治安機構のどこかが動揺し始めるか、そして運動の経済的な根拠が「外国に操られている」というリフレーミングをはねつけられるかにかかっている。
イランの支配者たちは、今回の抗議運動も過去のパターンに従い、結束する前にピークを迎えて失速していくと見込んでいる。他方、外部のアクターは別の計算に直面している。観察はできても自分たちで決定できない条件に対して、どのように関与の度合いを調整すべきか、という問題である。
歴史的な証拠は、決定的な変数は国外ではなく、なお国内に存在することを示唆している。


