4. 社会からの引きこもりを招く
バーンアウトにおける最も一般的な性格の変化の1つが引きこもりだ。バーンアウト状態の人にとって、誘いは消耗的に感じられ、会話はいつも以上に労力を要するものになるかもしれない。どんなときでも新しい体験や社交より1人の時間を好む。
ここで重要なのは、内向性は比較的安定した性格特性である一方、バーンアウトによる引きこもりは状態依存だという点だ。2024年の研究は、バーンアウトが対人ストレス、特に感情労働の多い役割におけるものと関連すると指摘している。つまり、人が引きこもるのは孤独を好むからではなく、社会的な交流に必要な感情エネルギーが残っていないからだ。
この変化を理解するために、多くの人はそれを性格の変化として再解釈する。「自分は今、以前より内向的だと思う」などと言って合理化するかもしれない。だがこのとらえ直しはバーンアウトの認識を遅らせることがある。引きこもりが感情エネルギーの枯渇として認められるのではなく、アイデンティティとして正当化されると、回復は先送りになる。
社会的つながりはストレスに対する最も強固な緩衝材の1つだが、バーンアウトはその回復に役立つリソースから遠ざけるだけだ。
至急対応すべき理由
バーンアウトは疲れているのと同じではない。感情調整やモチベーション、社会的機能に影響する慢性的なストレス状態だ。バーンアウトがもたらす感情的な消耗や懐疑的な態度、自己効力感の低下は仕事のタスクをはるかに超えて広がり、自分自身や他の人への接し方にまで影響する。
私たちは今、慢性ストレスが感情を処理する方法や意思決定の仕方を変え得ることを知っている。やがてこうした変化は性格の変化のように感じられる行動パターンを形づくる。
性格特性とバーンアウト由来の変化の主な違いは可逆性にある。性格特性は比較的安定している一方で、バーンアウトによる変化は十分な回復や境界線、心理的支援によって改善することが多い。
バーンアウトからの効果的な回復は自律性の回復、感情リソースの再構築、そして意味ある活動に再び関与することを含むことが多い。重要なのは、回復とは無理に前向きになったり生産的になったりすることではない点だ。そうではなく、感情の幅や好奇心、つながりが徐々に戻ってくるようにすることだ。
性格の変化でバーンアウトを認識することは最初の1歩となることが多い。こうした変化を個人の失敗として裁くのをやめ、シグナルとしてとらえ始めたとき、回復は可能になる。


